TBS偏向報道 喝!
ニュースによると、自民党はTBSの報道内容が公平さを欠いてるとして取材を拒否すると云う。参院戦を前に全国ネットのテレビ放送に自ら出演しないのも大変な決断だが、私も常々TBS系列の日曜日朝の”サンデーモーニング”が偏向していると疑問に思っていたので、自民党の怒りもなるほどと理解できる気持ちだ。今回の原因はTBSの「NEWS23」6月26日の放送が、先の国会会期末に電気事業法改正案などが廃案となった原因を、自民党にあるかのように報道した為だとしている。ちょっと思い出してみれば、会期末に少数野党から出された形ばかりの首相問責決議案に対し、「問責決議より重要法案を通すことが 先だ」と意思表明をしていたはずの民主党が、その僅か2時間後の採決で賛成に廻ったため可決されてしまい、結果いくつかの重要な法案が審議出来なくなった訳で、これが自民党の責任だというのはどう考えても首を傾ける報道だ。
今回廃案となった中には日本船舶警備特例法案も含まれていて、これが通れば海賊対策の為に日本籍の船舶に武装した警備員を乗船させる事が可能になるはずだった。日本籍のタンカーの安全運航だけでなく、現在、飛鳥Ⅱなどの客船が海賊を避ける為に、はるかアフリカ最南端を廻って世界一周しているのに対し、法案が通ればスエズ運河や東地中海を通って航海できる可能性も出て来るだけに、クルーズファンとしても注目していたのである。まあ客船などはごく一部の事だが、そのほか廃案になった重要法案を見ると、今回の首相問責決議でどれだけ多くの国民が実質的な迷惑を蒙るのか、問責決議の提出やそれに賛成に廻った党の不見識、国民不在の党利党略の国会に憤りたくなる。
さて”サンデーモーニング”である。毎回の偏向的な報道に辟易としているのだが、土曜日の夜にマチャアキの”チューボーですよ”を見てテレビを消すので、日曜の朝にスイッチ・オンするとそのままTBSが始まるから、ついダラダラと見てしまう事が多い。そもそも出演する数人のコメンテーターの顔ぶれを見ているだけで、随分と偏っていると感じているうち、彼ら彼女らはお約束通りおおむね競争やら自由貿易、自己の責任という事に後ろ向きで、社会主義的かつ観念的なコメントを述べるので辟易としてしまうのである。おまけにかつてはレフトに球が飛ぶと、ピッチャーが「こらあかん」としゃがみこんだと云うほど下手くそな守備だった張本が、自分の事は棚にあげて「渇!」などとスポーツコーナで叫んでいると、思わず耳を覆いたくなってチャンネルを変えるのが日曜日の朝である。TBSの報道はもう少し何とかならないか?
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