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2013年5月 6日 (月)

コスタビクトリア チャータークルーズ(2)

20130506

船体
標準的なカジュアル・クルーズ船で、2004年の改造時に設置されたベランダ付の部屋が上層階に並び、サン・デッキがそれよりまだ外に向かって張り出されている為、パナマックス・サイズにしては幅広で開放感が漂っている。サンデッキは全面的にチーク張りでけっこう高級感が漂い、プールも十分な大きさと深さがあって「水泳」が出来る点は素晴らしい。デッキチェアが多数並び、2000名乗船の割には混雑感を感じる事はなかった。このサイズの船としてはシアターが小ぶりなので、これで足りるのかとも思ったが、それ以外の諸ダイニングやバーはほど良い割合で人が入っていて、人が並ぶという現象は少なかった。プロムナードデッキは6デッキを一周全通しており、特に船首部が構造物の中に入っていて風が当たらないので、ウォークやジョギングをする人には優れたデザインといえよう。ここの手すり(ハンドレール)がステンレス製の船は初めてで、これは錆に強く(よって後年のメンテでペンキの上塗りも必要ないので)清潔でとても良いアイデアだと感じた。このプロムナードデッキがチーク張りなら、より船らしい雰囲気が醸し出されるのではないだろうか。ただ6階の船首部分が6Aと6のデッキに分かれているのはどういうデザインコンセプトなのだろうか?


食事
朝食はリドのブッフェ(ボレロブッフェ)に行く回数が多かったが、デッキで食べるには朝はまだ寒かったので、ボレロビュッフェの船内座席数はやや不足気味だった。リドのボーイは中国人が多くて、まだおどおどして慣れない様子だったのを、配置されたコスタの日本人クルーがよく見て、交通整理しているのは大変良いサービスであった。その他、日本船と違い船内で飲むアルコールを持ち込めないのが外国船の辛いところで、私達は一人一日US$30(サービス料込)の飲み放題コースをクルーズ中頼んだ。こういうシステムはつい元を取るために飲みすぎてしまう処なのだが、今回はたまたま船内で意気投合して同じテーブルを囲んだ若い船客達が皆このコースを選択していたので、全員でワーッと盛り上がりフトコロを気にせず大いに楽しめたのは思わぬ余禄だった。で、結局、飲みすぎた。


料理
カジュアル船なので乗船前から過剰な期待はしてなかったものの、「食のイタリア」という仄かな思いはあった。昼食時にデッキで作られるパスタ類はアルデンテでさすがに美味くお代わりをしたが、ディナーのメインの食事はアメリカのカジュアル船なみだろうか。特に牛肉類は薄くクオリティも低く感じてどうもいただけなかった。その他、日本人向けにはおにぎりや味噌汁も用意されていて、人によってはちょっと味が薄いと言っていたが私は美味しく味わった。船内にはピザレストランがあってそこで一回を食べたいと思っていたものの、今回は時間がなくて残念だった。総じて外国または外国船で”普通”に旅行したら、こんな感じと云う食事ではないだろうか。


乗客の雰囲気
日本のクルーズの大宗であるシニアーの他、ゴールデンウイークという事もあり若いカップルや家族連れ、女子会など乗客も多彩で、いかにも外国船と云うノリだった。飛鳥Ⅱやにっぽん丸など従来のクルーズ船独特の雰囲気より、こちらが世界標準に近いと感じるもので、あちこちで行われるダンスや催し物には日本船よりもはるかに多くの乗客が参加して楽しんでいた。仮装パーティでは中国人向けクルーズと違って、日本人が準備して盛り上げてくれて嬉しいとレセプションのクルーが喜んでいたし、同じアジアでも中国人の乗客とはかなり違うという声もクルーのあちこちから聞こえてきた。私も久しぶりにカンカン帽、ちょび髭、ダテめがね、クレープシャツにステテコ、ハラマキ、雪駄であちこちで踊っていたら、クルーや乗客の多くから「それいいね」とか「一緒に写真撮って」と声をかけられ嬉しかったものだ。生バンドをバックにこの姿でジルバを踊ったら大絶賛の拍手で、これは今後のクルーズでもやめられないかも・・・・・。皆で盛り上げようというコスタのコンセプトを大いにエンジョイした。


こんな船が日本にやってきて、日本人相手にクルーズを展開するとは、クルーズもやっと変革期に入ってきたのだろうか、今回はほぼ満船だそうでご同慶の至りだ。その陰には、船内あちこちに配置されたHISのチャータークルーズ用員が、本船の足りない処を補ってくれた事も多かったろう。一方船長の航海情報のアナウンスなどは一度もされなかったなど、本来のクルーズにある要素がオミットされるなど「あれ!?」と思って事もあったが、こういうカジュアル中のカジュアル船が日本市場で今後根を伸ばしていくのか、それとも飛鳥Ⅱなど従来の日本船と棲み分けるのか、目を外に向けると、アジアといえばカジノに買い物クルーズの中国人向けクルーズがこの海域の主になるのか大いに注目だ。

広々した11デッキ
20130506_2

ステンレス製ハンドレール
20130506_3


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船・船旅」カテゴリの記事

コメント

楽しさがガンガン伝わってきます☆音楽やダンス好きには、たまらない船ですね♪ 私もそんなコスタが大好きです(^-^)v

リンさん
今晩は。
そうです。エンターテイメントのブラジル人のダンサーの盛り上げ方が半端ではないですね。言葉が通じなくても単語とボディランゲージで楽しさが伝わる事がわかりました。今までやった事もないアルゼンチンタンゴをかじってみて楽しかったー!そのうちコスタでご一緒しましょう。。

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