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2013年4月27日 (土)

”ボイジャー・オブ・ザ・シーズ”@大井埠頭

休みになるたびに天気が悪かったこの処の傾向を吹き飛ばす様な晴天、待ちに待ったゴールデン・ウイークの初日が来た。今朝は東京港大井水産埠頭に停泊している米ロイヤル・カリビアン社の13万トンのクルーズ船”ボイジャー・オブ・ザ・シーズ”を見ようという事で、ドライブがてらお台場地区に妻と出かけてみた。行った場所は大井コンテナ埠頭を対岸にのぞむ青海南埠頭公園、ちょうどエバーグリーンのコンテナヤードのすぐ北隣である。遠くからでも一目で判る巨大なボイジャーの船体は朝の順光に白い船体が映え、積み上げで賑わうコンテナ船郡の中でひときわ大きく美しい。私達が着いた時間には、すでに船オタクらしい人たちが何人も集まって写真をとっていた。


望遠鏡で望むとメインマストには寄港地である日本の国旗と共に、大井埠頭入港を示す青・白の第2代表旗+赤・黄色のO旗が掲げられている。クルーズ船が利用する晴海の客船ターミナルに入港する際は、第2代表旗+フランス国旗風のT旗だから、この信号旗を掲げて入港する客船はおそらく初めてで、珍しい光景が見られたとちょっと嬉しい。ただ大井埠頭や大井水産埠頭に入港する船は通常入船・左舷付けなのに、今回ボイジャー号だけは珍しく出船・右舷付けである。午後5時の船舶輻輳時に出港する本船を航路内で回さず、操船を容易にする為の配慮だと思うが、青海埠頭から望むボイジャー号は後ろから見る形になって、その点はやや残念であった。


さて同型船の”マリナー・オブ・ザ・シーズ”を、かつてメキシコのマザトランで間近に見た事があって、その大きさに驚いたものだった。この様な巨大クルーズ船が東京に来航し日本人の乗客を多数乗せて、これから長崎などを巡ると聞くと、日本市場にもいよいよ外国船の殴りこみが始まったのかと感慨深い。ニュースによるとボイジャー号の約3000人の定員に対してキャビンは満室というから、この後どういう風に日本のクルーズ事業が展開されるのだろうか。今日はロイヤルカリビアン社のライバル米プリンセスクルーズが所有する8万トンの”サン・プリンセス”も横浜に停泊しており、これからゴールデンウイークの日本人向けのクルーズを行う。これらに対して日本船は今後どういう形で迎え撃つのか、その対応ぶりと競争が利用者としてとても楽しだ。我々も、もうすぐイタリア・コスタ社の”コスタ・ビクトリア”に乗船という事で、ボイジャー号を見ながら心がはやるのであった。

大井埠頭のボイジャー号
20130427vos

マザトランに入港するマリナー号
20130429mos

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船・船旅」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しています。
昨日は私たちもVOYAGERを見に行っていました。
同じシリーズの船とは言え、キャビン外側のガラスの影響で、MARINERとでは船の印象が全く異なります。

MARINERも素敵な船でした。
VOYAGERには乗ることができませんでしたので、結構落ち込んでいます。

あすからのクルーズ楽しんできてください。

ぽんぽこりんさん、

こんにちは。時々ぽんぽこりんさんのブログ拝見しています。レディークリスタル乗船というのは気がつきませんでした。

青海公園からもう少し見えると思ったのですが、お尻しか見えないのは残念でした。

RCI巨大船などで上級船室を利用し、船内の様々な施設を利用しつつ特典を楽しむというのは魅力的かもしれませんね。我々も検討してみようかと思ってます。

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