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2013年3月

2013年3月31日 (日)

年度末のジャンクフード

わずかばかり保有する株は私はなじみが深い重厚長大産業を、妻は株主優待目当てでファーストフード中心である。その会社のファンになったつもりで買った株は長期保有するのが原則なので、株の上がり下がりに一喜一憂する訳ではないが、ここ数年の景気を考えると重厚長大産業は配当も少ない上に株主優待も限られているのに対し、外食産業は毎期必ず株主優待券が来るので得した感じになる。この株主優待券、そんなにファーストフードを日ごろ食べる訳ではないものの、5千円でも1万円でも貰えるとそれはそれで楽しみなものだ。


因みに重厚長大の代表、新日鉄などは株主に工場見学のツアーの案内がよく来る。いさんで応募すると「今回は多数の応募があったため抽選にもれました」というのが毎度で、阿呆らしくなって最近はそんな案内も無視し応募するのをやめてしまった。そんなに少数の人しか工場見学が出来ないならば、最初から抽選して当たった株主だけに案内を送れと言いたくなるぐらいだが、それに比べて妻の持つ日本マクドナルドやモスバーガーなどは景気に関わらず株主優待券が送られてくるので、やはり株主で良かったという気にさせてくれる。


しかし歳をとってくるとそうしょっちゅうジャンクフードを食べるわけでなく、気がつくとこれら優待券の使用期限が迫ってくるのが常。期限が近づくと優待券は人に贈呈しておけば良かったとも思うが、「 いや禁酒日には、てっとり早く腹が一杯になるハンバーガーなどもいいよ」と私が言うので、妻もぎりぎりまで優待券を保持せざるを得ない。で、3月31日の年度末期限切れの前に、もったいないと使った優待券による今日の夕食が写真のジャンクフード・オン・パレード。最近は禁酒日が少なかった為もあって優待券が余ってこうなったらしいがいかにも脂肪過多、これじゃ「健康に注意」などもあったものではない。でもやっぱりジャンクフードってウマイよなぁ~。
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2013年3月30日 (土)

年齢相応

年度末という事で、この時期は恒例の送別会やら歓迎会の飲み会が多い。一次会が終わってさて帰ろうかとすると、一緒に仕事をする若者たちが寄ってきて、「もう一軒行きましょうよ」とよく誘われる。なにもこんな爺さんと飲まなくても若い人たちだけで飲んだらどうかと思うが、ラインの役員や部課長はなかなか建て前トークから外れない中、シニアで私の様なおっちこちょいの毒舌家が直裁な発言をするのが聞きたいのかけっこう真剣に誘ってくれる。本当は一次会の食事をちょこっと食べて、さっさと家に帰って寝たいのがやまやまだが、そう言われるとこちらも満更ではなく「じゃあちょっとだけ」とつい同意し、”飲み放題、2時間ウン千円”などという居酒屋に行ってしまう。


「偉いさん」も来ない2次会場では、本音トークが炸裂し、お店から二度と来ないで下さいと云われる大騒ぎを繰り広げるのは昔通り。やっと深夜に開放され、ほうほうの手で家にたどりつき、翌朝うーんと起きると体がしんどい事この上ない。妻は「夕べは何時に帰ったの? あら、まだ酒臭い、顔も何だか赤いし」と言うが、「飲んだ翌日は這ってでも定時に行け」とその昔に上司に教えられた事が体に染み付き、ひたすら会社を目指すのは悲しきサラリーマンの習性か。会社につくとフレックス制とかを都合よく解釈して若者の多くが出社していないのがなんとも忌々しいが、私としては40年近いサラリーマン生活で培った飲んだ翌日の掟は変えられない。


こんな朝、かつては会社の医務室を良く利用したもので「頭がちょっと痛いので休ませて下さい」と行くと「あら、どうしたの?熱を測って下さい。今日は先生が来るから診ていただきましょう」などと看護婦が言うのだ。「いや、そうじゃなくて・・・・ちょっと飲みすぎで・・・1時間ばかり横になっていれば直ります」と答えると、看護婦もしょうがないと云う顔で、ベッドのカーテンを開けてくれたりしたのだった。しかしさすがに60を過ぎるとこんな会話をするのを躊躇し、最近は飲みすぎの翌日は会社の近くの公園に行って休む事にしているが、ごろっと横になろうと思っても芝生は立ち入り禁止、ベンチは真ん中に仕切りがあって寝る事ができないのがつらい。中高年再雇用の悲哀などと云うタイトルの本や雑誌が目に付く昨今、引退再雇用のオヤジが若い連中と一緒にいると、つい我を忘れて調子にのったり、反対に思わぬ処でついて行けない事があって、柄にもなく”歳相応”という言葉が浮かんでくる。

2013年3月26日 (火)

キプロス

キプロスの経済危機でヨーロッパがまた揺れている。海運の世界では日常的に世界中の会社が船舶を融通(チャーター)し合っているが、その中にキプロス第2の都市であるリマゾール船籍の船が多数存在するので、キプロスという地名だけは私にも馴染みが深い。しかし東地中海に浮かぶ人口100万人にも満たないこの国の事を何も知っているわけでなく、キプロス船とはヨーロッパ船主の便宜地籍船か何らかの形でロシアと関連した船に違いない、というほどの知識しかなかった。


今回の危機でキプロスの事が日本でも報道されるにつけ、寡聞ながら私も初めてここがどんな所なのか分かってきた。それによるとこの国の税制を利用して1990年代からロシアを初めとする東欧の資金が流入、マネーロンダリングなどに利用されており、現実に多くのロシア人が住んでいるそうである。2004年にEUに加盟するも、国の北半分がトルコ系に対し南半分がギリシャ系となっている事もあり、先のギリシャ危機が飛び火したのだと云う。今回の危機回避のため10万ユーロ(1230万円)を超える預金を大幅にカットするという荒業がとられるが、これらの口座はほとんどロシア人のものだと報道されている。


これでロシアの資金が逃避した上、税制のてこ入れなどがもし試みられれば、今後キプロス船籍の船舶も減るのかなどと想像するが、それにつけても大陸の彼方の小国の経済破綻がユーロの信任に結びつき、ひいては円の相場にまで繋がるのには正直びっくりする。財政の規律は各国にかなり任されながら、ユーロという統一通貨を採用している為に為替を通じた経済調整ができないらしいが、こうなるとEUの壮大な大実験はもはや行き詰っているのではないかと危惧する。少なくとも国民性が違う北ヨーロッパと南ヨーロッパは別の通貨を使うなど、なにか抜本的な対策が講じられないと、小さな財政破綻がいつもユーロ危機、そして世界経済の混乱に結びつきそうで心配だ。

写真はダブリン港に入るリマゾール船籍のフェリー
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2013年3月19日 (火)

アメリカの新・中国戦略を知らない日本人

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かつて東京12チャンネルで、月に一度ほど日曜日に放送されていた「日高義樹のワシントンレポート」と云う報道番組が面白く、私は欠かさず見ていた。元NHKワシントン支局長でジャーナリストの日高氏が、主に米国の政財界や軍の関係者などに時の話題などについてインタビューする番組で、日本人が知らない米国社会の底流をかいま見る事ができ、一時間半の番組が短く感じたものだった。また出演する米国人が一様に判り易い米語で喋るので、字幕を見ながら国際的なトピックスをどう英語で表現するのかと語学の勉強にもなったのである。


いつの間にか、「ワシントンレポート」が放送されなくなったと思っていた矢先、本屋の店頭で日高氏の新刊「アメリカの新・中国戦略を知らない日本人」というタイトルの本を見つけ購入したところ、予想どおりの力作であっという間に読了してしまった。著書の中でまず日高氏は、先の大統領選挙で親中国かつリベラル派のオバマ大統領が保守派のロムニー候補に追い上げられあわや落選となった事で、今後オバマ政権は親中国的態度や社会主義的政策をとる事ができなくなったと指摘する。また石原(前)知事の尖閣購入案は平和ボケした日本に世界の現実を知らせる絶好の妙案で、アメリカ軍の首脳は総じてこれを支持している一方、オバマ政権やジャーナリストはこれまで中国に同情的であったとしている。


中国はここに来て領土的野心を露骨にむき出しにして多くの国と衝突し、アメリカも中国の行動に大きな懸念を寄せる様になったが、保守派を構成する白人層に支持されなくなったオバマは、今までの様に中国に融和的には動けず、尖閣では石原(前)知事が考えた通りに緊張状態がつくりだされている。この状況に対してアメリカは中国が行動をエスカレートさせ、地域の安全と自由航行が損なわれるなら必ず介入してくるし、尖閣に対する攻撃はアメリカへの攻撃とみなし、すでに戦い方が検討されている事がこの本では明らかにされる。さらにシェールガスの開発で米国は中東に依存する必要がなくなり中東から撤退するが、その後に中国が中東に進出する可能性が高く、わが国は資源確保の為にそういう事態に対応しなければならないと警告している。


アメリカのアジアに対する認識は、日頃ただ新聞を読んだりテレビのニュースを見るだけではなかなか判らないが、アメリカの考え方がこの様に親米・保守派の日高氏よって上手に纏められると、私などには最近の一連の出来事がすっきりと腑に落ち、なるほどと納得させられるのである。この本と正反対の立場にいる媚中派の孫崎享氏は「アメリカは中国に何もできないし日本を支援しない」と言っているが、日高氏と孫崎氏が一度対談したらさぞかし面白いものになるだろうと勝手に想像する。さて文中にもあるが中国の経済統計や軍事水準はすべて中国政府発表で、報道の自由のない国の実際の実力は、政府アナウンスをはるかに下回る事が考えられる。ただの張子の虎が勝手に吼えているのが中国だとすれば、わが国は冷静に今のまま毅然と振舞えば良いのだと「アメリカの新・中国戦略を知らない日本人」を読んで意を強くした。

2013年3月16日 (土)

ビールは本当はからだにいいんです!

私は生来の疑い深い性質で、特定の食品が健康に良いなどという本をほとんど読んだ事がない。なのでテレビの「ためしてガッテン」などで「○○が何の症状に効く」と放送されると、次の日にその食品がスーパーの棚から消えるという社会現象も冷ややかな目で見つめている方である。遺伝子も環境も全員違う複雑幽玄な人間の体と、無限にある食品の因果関係などはそんなに簡単に判るものではないだろうし、疫学的に有効なデータを揃えるのは膨大な作業が必要で、一朝一夕に答えなど出るものではないと信じているのである。


そんなへそ曲がりの私が、珍しく本屋の店頭で買ってしまったのが、農学博士・戸部廣康著「ビールは、本当は体にいいんです!」(角川SSC新書)。”1日500mlのビールが老化を防ぐ!”という帯に惹かれたのだが、他の「○○が良い」本と何が違うかというと、著者が研究者としてどういう経歴を積んだか、研究をする過程でどういう着眼をしたかが詳しく語られている点である。立てた仮説のうち実験を通してほぼ正しいと確信できた事やうまくいかなかった事などが正直に述べられており、また化学記号や亀の甲なども記載されて科学的な説明と考えられる点が、この種のお手軽本にしては良心的に思えたのであった。


小心な私は、前に消化器科の医師に好きなビールの功罪を効いた事があって、医者が「いや特にビールが消化器に悪いという事はないですね」と言っていたのを幸い、これまで気にせず飲んでいたのだが、最近はさすがに尿酸値が上昇してどうしたものかと思っていたのである。少し量を減らすかなどと悩んでいた処に思いがけず「ビールが体に良い」と云う本を見つけ、まっとうな研究者がホップは抗酸化作用や抗炎症作用が強くアルツハイマーに有効かもしれない、「1日1杯、ビールを飲んで健康に」などと言っていると、何か背中をぐっと押された感じになったのである。しかしその一方で、新書を一冊読んで都合良く安心するとは、「何だ。俺も『ためしてガッテン』を見て、スーパに駆け込む人たちと変わらないじゃないか」と云う気も一方で起こってくるのである。
20130316

2013年3月12日 (火)

さよなら東横線・渋谷駅

新しく出来た渋谷ヒカリエで開かれたクルーズフェア2013を覗いた後、この3月15日で役目を終えて再開発される東横線渋谷駅の最後の姿を見ておこうと改札口に行ってみた。80年以上の歴史を刻む東横線渋谷駅は、3月16日にメトロ副都心線と東横線が相互乗り入れするに際し、地上2階の現在の場所からヒカリエ地下の新ホームに移る。私にとって若い頃に永年利用した渋谷の地上駅が消え去る事になり、一抹の寂しさと時代の流れを感じるのである。


特に東京オリンピックにあわせて改造された現在の駅は、かまぼこを横に連ねた様な天井に、側面に逆三角形の飾り板が並ぶ独特の景観で、この逆三角形を見る度に「渋谷にいるな」と実感させられたものだ。関西私鉄の阪急・梅田や南海・難波駅などには敵わないものの、東京では珍しい平面・4線7ホーム頭端型の駅は、いかにも郊外電車のターミナルという感じがあって、ことに昭和40年代は青ガエル5000系、セミステンレスカーの6000系、オールステンレスの弁当箱電車7000系、それに新鋭8000系など各種車両のオン・パレードだったから、ここで電車を見ているだけでウキウキしたのであった。


まもなく廃止になるホームを改札の脇で見ていると、大学時代、三田の校舎で午前中の講義を終え、合宿所やグランドがある日吉に戻るたために、学ラン姿で昼下がりにここから電車に乗った記憶が蘇ってくる。沿線には武蔵小杉に法政大学、綱島に青学大のグラウンドがあって、知った選手をみつけては彼らがどんな練習をしているのか、今どんな状態なのか情報交換した事などが懐かしい。


それにしても若い頃の渋谷は「大人のまち」などと呼ばれていて、道玄坂の色街や宮益坂あたりに気取った一角もあったが、一体いつからこんなに若者ばかりのせわしない町になったのだろうか。行き止まり式のホームが消え副都心線から東武や西武の電車が直通してくると、この町の風情もさらに変って、もはや我々の記憶に残る渋谷とは違った盛り場になってしまうのだろうか。
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2013年3月 7日 (木)

JTBクルーズフェア2013

3月3日の日曜日は渋谷ヒカリエで開かれた”JTBクルーズフェア2013”を妻と二人で覗いてみた。会場となったのはもともと東急文化会館が建っていた場所で、渋谷再開発のさきがけとして昨年竣工した最新の高層ビルである。ヒカリエと衣替えした新ビルの9階のホールで開催されたフェアは入場無料、「ここに来ればクルーズのすべてがわかる」というふれこみだ。


フェアではカーニバルやロイヤルカリビアン、ノーウェイジャン・クルーズラインなどの大手の他に、日本人にはあまり馴染みのないクルーズ会社やヨーロッパのリバークルーズのブースも出ているという事で、我々はそれらのパンフレットを目当てに会場をぶらっと一回りしてみた。広いホールでは日本船も含めた多くのプレゼンテーションの他、クルーズに関する各種セミナーが終日開かれていて、シニアー層を中心に思ったより沢山の人が来場しており、クルーズが中高年に潜在的な需要がある事を実感する。


そんな訳で、先年ホランドアメリカの”ウエステルダム”号に乗船し、北アイルランドのベルファストで見て以来、その古典的で優雅な船型に興味を持ってきた”サガ・ルビー”号のサガクルーズ、ラグジュアリー船部門でクリスタルクルーズと首位を争うオーシャニアクルーズなど、普段あまり手に出来ない詳細なパンフレットを手に入れる事ができた。また馴染みの薄い帆船によるクルーズや、リバークルーズも数社から小冊子を貰ったので、これからゆっくり見るのが楽しみである。


かつてここにあった9階建ての東急文化会館では、若い時分1階に在ったユーハイムでお茶を飲んで上の三省堂で立ち読みをし、館内のパンテオンで映画を見たり五島プラネタリウムで午睡を楽しんだりと懐かしい場所である。何十年か後にその同じ場所で、今度は老後の楽しみとしてのクルーズの夢を見るとは隔世の感を禁じえない。

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2013年3月 5日 (火)

風邪侮ることなかれ

石原元都知事が風邪をこじらせて入院したそうだが、私もかなり強烈な風邪を引いてしまった。妻が時々風邪やインフルエンザにかかるのをよそに「俺は体調管理ができているから大丈夫さ」などと、ひそかに自信を持っていたのだが、近来まれに見る辛い症状で悩まされている。風邪の辛さの最高記録更新である。考えてみればしばらくラッシュアワーの電車に乗ったり、過密のオフィスで多くの人たちと机を並べる事もなかったから、風邪の菌からの距離もあったのだろうが、生活のためとは云え一昨年からまた大部屋勤務の会社員に戻ったから、どこかで菌をもらってきたのかもしれない。


で、最初は先週の半ばである。朝起きるとどうも喉が痛い。大した事はないだろうと思ったが、以前かかった声が枯れて喋れなくなった喉風邪の感じに似ているので、念のため会社の診療所で風邪薬を早々に出してもらった。熱は出ないし全身症状もないからインフルエンザではないものの、どうも早く診療所に行き過ぎた為に処方してもらった薬が軽すぎたのか、その後もいつまでも喉が痛いし声が出ない。なにより夜間にせきで眠れないので辛い週末を過ごす事となった。それでも大した事はないだろうと、土日は軽くジョギングなどをしたのがいけなかったに違いない。


昨日は、会社で座っていても喉の痛みと風邪の症状でつらく、会社近くの内科・呼吸器の看板のある医者で、違う風邪薬と抗生物質を処方してもらった。夕方に帰宅後、暖かい夕食を流し込み薬を飲んだら、とても起きている元気もなく風呂・シャワーも浴びずに布団に倒れこんだのだった。シャワーさえ浴びないで寝るのはこれまた何年ぶりだろうか。ただ薬の効果か夜中に痰がかなり出て、喉の痛みもかなりおさまって今朝はやや回復基調である。石原さんの子供がテレビで「節制不足だよ、オヤジも若くないから」と言っていたのが妙に心に響き、会社へ休む旨の電話をしながら、こちらももう若くはないのかと自省するのである。風邪、侮る事なかれ、である。

2013年3月 2日 (土)

これまで何カ国に行ったのか?

これまで世界何カ国に行った事があるのか、ふと思い立って数えてみた。日本以外で住んだ事があるのはアメリカ合衆国だけで、その他に仕事で行った国、遊びで行った国、先年の世界一周クルーズで初めて行ったアフリカ諸国などを足していくと約50カ国となった。「約」とあいまいなのは、例えばプエルトリコはアメリカの準州だから国ではないものの、我々からみれば合衆国とは明らかに別の島だし、台湾と中国も別々にカウントすべきだろうが「国」としてはどうするのか、などと「地域」と「国」の線引きが微妙な場所が世界にはいくつかあるためである。


現役時代に出張したのは、ほとんどが北米とアジア・オセアニアの太平洋を取り囲む地域で、考えてみれば成長するインドは訪問した事がないし、オイル関係の経験もないから中東アラブ世界も知らない。私の訪問先をプロットした地図では、ミャンマーの先はギリシャまでが空白の地だから、ブログで偉そうな事を書いている割りには、世界の地理がわかっているわけではないのである。少なくともインドなどはいつの日か行ってみたいとも思うが、妻は「私はいやよ、行くなら一人で行ったら」とまことに冷たいし、街中のトイレ事情や衛生環境を考えると、いまさら自分で金を払ってわざわざ行くのもなんだかなあ、と段々腰が重くなっている。


調べると国連の加盟国は200近くもあるそうだから、世界にはまだまだ行った事がない国の方がはるかに多いし、観光で数日滞在したところでその国の事がどれほど理解できるのかとも思う。しかしSEEING IS BELIEVING(百聞は一見に然ず)という諺も一面の真実で、どうせなら国内外の知らない土地に行ってそこの郷土料理や酒を楽しみ、ニュースで流れていたのはこういう事だったのか、という実感を味わってみたい気持ちもまだ強い。体力もそうだがこの先何より経済力が限られて来るし、年老いた親の健康、周囲の問題の有無などを考えると、ゆっくり旅行をして廻るチャンスもそういつもあるわけでもない。訪問した国数を指折り数えながら、行ける時にせいぜいあちこち行っておこうと改めて思ったのであった。

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