表彰状
会社から帰宅すると、やけに大きな封筒が届いている。何かと思ったら先日の新宿シティハーフマラソンの入賞者の賞状である。当日はレース後に男女の総合優勝・入賞者の表彰式があったものの、年代別入賞者の表彰は行われなかったから、何も貰えないのかと思ってさっさと国立競技場を後にしていたら、今頃になって表彰状が届いたのである。封筒には主催者の新宿区・中山区長から「入賞された方にご賞状を用意しておりましたが、当日お渡しができなかったために、失礼ながらご郵送いたします」という手紙が添えられている。ひょっとしてあのまま待っていれば、国立競技場で賞状が貰えるチャンスがあったのだろうか。
国立競技場といえばランナーにとっては聖地。大学時代にはインターカレッジの代表に選ばれる様な強い選手ではなかったから、国立競技場で走るチャンスといえば一年に一度の東京選手権くらいだった。その東京選手権も参加標準記録があり、私などは出場するのが精一杯だったので、年代別とは云え聖地で走って賞状を貰えるとは感慨もひとしおである。若い時にもっと強かった選手などは「今さら楽しくジョギングなぞできるか」と走らないものも多いのだが、走り終わった後のビールを楽しみにいまだに走っている私の様なランナーには、近年のマラソンブームはチャンス到来でもある。それにしても物心ついてから貰った賞状と云えば文科系や勉強系はなくて、走る事だけだったかと今さらながら苦笑する。
新宿シティハーフ・マラソンも途中の距離表示がまったく無い年があったり、今年も15キロ表示がなかったなど「あれ?」と思う所もあるものの、都心で何千人ものランナーが走る大会をつつがなく毎年開催してくれる関係者の尽力に大いに敬意を評したい。以前は大きな大会のテレビ中継でマラソン選手がゴール後に、走路に向かって振り返り一礼するのを見ると「あざとい!」などと感じていたのだが、だんだんこちらも歳をとってくると多くの人の助けを借りてレースが行われる事に感謝し、今回もゴールすると思わず走路を振り返り関係者・ボランティアの人達に頭を垂れ一礼したのだった。
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