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2013年2月27日 (水)

どこかで見た顔

新聞の経済面を広げると、どこかで見た顔が大きく写っている。国際的な某大会社の次期社長だそうで、はて彼とはどこで接点があっただろうかと記憶の糸をたぐると、大学で同じクラスだった事を思い出した。卒業してから40年近く経つから写真では髪も大分白くなっているが、かつての僅かににやけた風貌がうまい具合に年輪を刻み、若い頃よりずっと良い顔になったようだ。そういえば彼は、その某社に就職したんだったけかなあ、などと朧に記憶が蘇ってくるが、新聞記事には入社以来の幾つかのエピソードが載っていて「さまざまな苦労をしつつここまで来たのか」とつい彼我の人生を比較したりする。


大学の同じクラスの中には他の有名会社の社長、地方都市の市長やアナウンサーになった者などもいて、今から思えばずいぶんと多士済々だったが、当時はそんな事を知る由もなく何となく皆で群れていた。思えば彼の様にサラリーマンとしての階段を登りつめた者もいれば、私の様になんという事なく平凡に終わった者もおり、上を向いても下を向いてもキリがないのが人生か、とあらためて当然のような感慨が胸に迫ってくる。それにつけても彼はこれから数年間、大組織のトップとして獅子奮迅の活躍をしなければならない境遇で、半分リタイアしている様な私にとっては、何ともご苦労な事だという気持ちも負け惜しみでなく湧いてくる。


妻に「俺も現役の頃にはもう少し偉くなれると思っていたのになあ」などとこぼすと、「今までこんなにおれさま軸でやって来た人が偉くなるんだったらみんな苦労しないわよ」と思わぬ処に飛び火して逆襲されるのだが、たしかにサラリーマン生活を思い出してみれば、調和など考えずにやりたい放題にやらせてくれた、当時の上司や部下にただただ感謝するのみである。出世競争や戦闘モードから離脱した今となっては、好々爺とまではいかずとも、少なくとも暴走老人と言われない程度に性格を陶冶したいものだと、新聞を読みながら密かに反省するのであった。

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