新宿シティハーフマラソン2013・デブ新
今日は2年ぶりに新宿シティハーフマラソンに妻と一緒に出た。これはランナー憧れの国立競技場を発着し、神宮外苑や新宿の町を駆け抜けるハーフマラソンで今年で11回目、交通の便が良い事から最近とみに人気を増しているレースである。しかし朝6時半の目覚ましの音に反応する我が体はだるく、休みの日に何でこんなに早く起きなきゃならないのかと目覚まし時計を呪いながらベッドからおき出すのは、ゴルフや登山に行く朝と同じだ。それでも「えいやっ!」とばかり布団を跳ね除け、今日は晴れているのか風があるのかと外を気にする頃には、アドレナリンが出始めるのか体が徐々に戦闘モードになっていくのが分かる。幸い今朝の東京は快晴で風も穏やかで、こんなのを「ノン・エクスキューズデイと云うんだよな」と黙々と走る支度を整えたのである。
今日の霞ヶ丘国立競技場は多くの参加者と応援の人で賑わっていたものの、バックスタンド下のトイレは全箇所がオープンで、場所を選べば長蛇の列がないのは素晴らしい。市民マラソンレースは大体朝が早い上に、多くのランナーがトイレを”催す”様で、どの試合でもトイレや簡易トイレに出場者が並ぶのが恒例だが、今日の様にまったく並ばず用が足せる大会なぞは他にそう無く国立競技場のメリットを感じる。さてレースは朝9時5千数百名が一斉にハーフマラソンの部のスタートしたが、私はどうも最近練習不足の上に好きなものを飲み食いしている為か、体重が好調時より3キロも重く前半の5キロも行かぬうちにリズムが悪く苦しくなってくる。かつて日本の長距離の第一人者だった沢木啓介はレースの苦しさに「他の選手が突き飛ばしてくれたらさっさと楽になるのに」と思ったそうだが、私も「ここで肉離れでも起こせば今日はリタイアする口実ができるか?」などと不埒な考えが頭をかすめたのだった。
毎回毎回、何十年も「何故こんな苦しい事をしなきゃならないのか」などと自問自答しながら走っているのだが、それでも足を進めるうちに段々汗も出て体も前進モードになるから不思議なもので、ゴールしてみれば幸いエントリー全体では上位10%以内、特に60歳代の部では上位入賞できた。この様に年齢別で良い成績を挙げるのも嬉しいものだが、それにも増して今日の収穫は一昨年のこの大会の記録とほとんど変わらないタイムでゴールできた事で、体重が3キロも増えても少なくとも走る事に関しては老化があまり進行していない様である。同じく体重が3キロ増えて今日のハーフマラソンでセカンドベストを記録した妻と、「お互いデブ新記録だ」などと言い合ってゴール後喜んでいるのである。
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