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2012年10月13日 (土)

トイレの消臭剤

暑い夏がやっと終わり、町なかに金木犀の匂いが漂ってくる季節になった。この匂いはトイレの消臭剤に広く使われていたので、いっとき金木犀の香りがするとついトイレを連想しがちだったが、最近は消臭剤の製法も進歩して無臭のものが増え、金木犀のイメージも徐々に上書きされてきた。1990年代以降は金木犀の香りの消臭剤はほとんど製造されていないそうで、因みに職場の20歳代の若者に聞くと金木犀に消臭剤のイメージは全然ないと言い、世代の相違を感じるのである。


という事で、名誉回復中の金木犀の甘い匂いを通勤途上などに嗅ぐと、最近は脳裏にアリスの「君のひとみは10000ボルト」を思い出す様になって「鳶色のひとみに誘惑のかげり 金木犀の咲く道を 銀色の翼の馬でかけてくる 20世紀のジャンヌダークよ、君のひとみは10000ボルト 地上におりた最後の天使」などと口ずさんでしまう。この歌は化粧品会社のCMに使われた1978年の大ヒットで、若い頃はカラオケもなかったから宴会で皆でよく歌ったものだなあ、などと懐かしい気持ちになる。


そういえば昨年の飛鳥Ⅱのクルーズでフランスのルーアンに寄港した際、ジャンヌ・ダルクが幽閉されたとされる塔までぶらぶらと散歩して行った。ジャンヌ・ダルクは15世紀に行われたフランスとイギリスの百年戦争後期、オルレアン地方の解放に貢献したものの後に捉えられ最後は火あぶりの刑で亡くなったが、若い女性にもかかわらず戦いの中で獅子奮迅の活躍をしたそうで、今ではフランスの英雄になっていると云う。そんな訳で金木犀の香りを嗅ぐながら町を歩くと連想ゲームの様に歌やら旅の思い出が蘇ってきて、秋というのは人の心を感傷的にさせて良いものだなあ、などと感じるこの頃である。

ジャンヌダルクが幽閉されたルーアンの塔20121013

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コメント

「去年のルーアンのジャンヌ・ダルクの塔の写真ブログに載せるから用意して」と言われ、どんな高尚な内容なのかと想像しながら画像を縮小したら…。

トイレの消臭剤|ω・`)

金木犀の香りだけでここまで話が膨らみ、驚きました。ちょっとソムリエみたいですよね!

いいね!Yさん

私には、金木犀の香りでトイレの消臭剤を連想しない人たちが、会社で一緒に仕事している事がちょっとしたショックでした。

ウイリアムテル序曲で「ローン・レンジャー」を連想する人はいまやマイナー?

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