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2012年9月 1日 (土)

パラリンピック開始

ロンドンオリンピックが終わり今度はパラリンピックとなる。正直言って今までパラリンピックにはあまり興味を持っていなかったが、今年は陸上競技に後輩の高桑早生選手が出ると云うのでひそかに注目している。もっとも後輩と云っても我々が競走部の現役時代は部員は男子ばかり60人ほどで、障害をもった選手どころか女子の選手もまったくいなかったから、今回のオリンピック代表になった男子100米の山縣君や800米の横田君を応援するのとはちょっと違う感じもする。しかし彼女は部員として他の選手と毎日の練習を共にしているそうで、性別や種目にかかわりなく日吉の同じグラウンドで汗を流した仲間として大いに期待したい。


そういえばかつては大学生の女子選手は、体育大学や一部の大学をのぞいて極く少なかったが、最近は国公立・私大を問わず女子部員が増えている様だ。考えてみれば大学進学率は昔より大幅に上がったから、昔は高校を出ると実業団へ進んだ男子の長距離選手や女子選手が最近は進学する様になったのだろうが、なかには高桑選手の様に障害があっても、大学の4年間他の部員ともに体育会で汗を流そう、競技力の向上を目指そうという高い志をもった学生が入学・入部してくれるのは嬉しい限りである。それにしても男女を問わずまた体の状態にかかわらず、等しく挑戦する機会が選べるとは良い時代になったと思うし、また彼女のパラリンピック出場は、他の一般部員に大変な励みと刺激を与えてくれるに違いないと相乗効果も楽しみである。


高桑選手は中学生の頃に病気で左足の下肢を失ったそうで、思春期に出会ったその厳しい体験で彼女の心中はいかばかりだったと察すると共に、一大試練を克服して晴れて代表を勝ち得た志におおいに感動する。私にとってはパラリンピックに出場する選手が後輩にいるという事で、今回初めて障碍者のスポーツの世界に思いをはせる様になったのだが、彼女に限らずパラリンピックに出場する世界から集まった選手たちは、我々には想像できない意志力と努力をもって練習を積んできた事に違いなく、あらためて彼ら彼女らの健闘と競技の栄光に拍手を送りたいものである。まずは9月2日、日曜日早朝の女子100米レースに注目である。

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