ナイキ・ルナスパイダーLT+2
最近、皇居周回コースは女性ランナーも増えとても華やかだが、足元をみるとバスケットボールシューズやファッション重視のシューズを履いている人が時々いる。そんな靴を見ているだけで怪我するのではと心配になって、ジョギングを始める人にはシューズだけは専門店で専用の良いものを買うように薦めている。陸上と言うのはシューズ一丁あれば良いから安上がりなものだと豪語し、運動用着などにはこれまでほとんど金をかけてこなかった私も、靴だけは怪我や疲労につながるので合う物を選ぶ様に気をつけているのだ。社交ダンスを習うのに際しては、ダンスシューズなどはいらないと皮底スリップオンで通している私でさえ、ランニングシューズは別ものと考えているのである。
そういえば走り始めて45年以上になるが、最近のランニングシューズの多様化には驚くばかりだ。昔は陸上競技用と言えば「オニツカタイガー」一辺倒で、その他には今や伝説となった「ハリマヤ」という専門メーカーがあったくらいだった。学生時代には新宿歌舞伎町にある陸上シューズ専門店「アツミスポーツ」でタイガーシューズを買うか、たしか新大塚だかにあったハリマヤまでわざわざシューズを買出しに行ったものだった。当時アディダスやプーマも店頭に出始めていたものの、金持ちの子供でもないととても手がでない値段で、私の様な駄馬は一流選手や金持ちが三本線のアディダスなどで、さっそうとトラックを走るのを指をくわえて眺めているだけだったのである。
そのうちオニツカから「マジックランナー」という画期的な新製品が発売になって、マラソンの君原選手はじめ多くの長距離選手に愛用されたので、私もよく履いて練習した。マジックランナーは当時としては珍しいクッション性のある底、布製で軽量の上、つま先には空気抜きの穴があいており蒸れずまめが出来にくいと評判で、当時の学生でも買える値段で人気があった。という訳でオニツカあらためアシックス製品には今でも愛着があるのだが、どうも最近のアシックスのゲルフェザーという足底クッションは硬すぎて老骨の身に合わない。ミズノは適度に軟らかくて良いのだが、”へたれ”が早いようにも感じ、最近はもっぱら一番フカフカ感の強いナイキのランニングシューズを買う事が多い。
写真がこの頃愛用しているナイキのルナスパイダーLT+2で、先日買い換えたので写真に撮ってみた。ナイキ独特の軟らかめクッションは好き嫌いがあろうが、私にとってはこのクッションが下肢の疲労が蓄積されにくい様だし、側面や上部はメッシュが多用され重量が軽いのが特徴だ。大体走行距離が800キロほどでクッション性が劣化してくるが、これもまずまずというところで気にいっている。この靴は外国ではあまり出ていないらしく、昨年のワールドクルーズの際、いろいろな町で走っていると現地の若者が珍しげに見る視線を何度も感じたのである。難点は発売以来2年たってもなかなか安くならない事で、この黄色いルナスパイダーLT+2は¥11,500-もして財布に優しくないのである。
« 伊東のハトヤで考える | トップページ | 日比谷の森のコンサート »
「ジョギング・マラソン」カテゴリの記事
- ねんりんピック予選用 アシックス・ターサー(2022.11.02)
- TOKYO LEGACY HALF(東京レガシーハーフマラソン)2022 DNS記(2022.10.17)
- 皇居・北の丸公園(2020.06.30)
- ジョギングを継続するには(2020.05.15)
- ジョギングにマスクがいるのか?(2020.05.03)
こないだ履いているところを見た時、「ずいぶん派手なの履いているなぁ」と私もしげしげと見つめてしまいました。
投稿: いいね! Y | 2012年9月21日 (金) 00時01分
いいね! Y さん
クールでしょ。還暦の赤だともっと良かったかな。
投稿: バルクキャリアー(ブログ主) | 2012年9月21日 (金) 22時41分