« 中ジョッキの固定概念 | トップページ | 山縣亮太君準決勝進出 »

2012年8月 3日 (金)

明治神宮プール

夏になると神宮プールを思い出す。千駄ヶ谷駅から程近く、総武・中央線の車窓からよく見えたプールの正式名称は「明治神宮水泳場」、昭和5年にオープンし水泳日本を代表する古橋・橋爪らも活躍した由緒正しい屋外プールで、私もかつて関東大学の水球リーグ戦などを観戦したことがある。夏場で大会のない日は一般に開放されていたから、子供の頃からよく泳ぎに行ったが、神宮プールが良いのは競泳用なので水深が深く、アベックが水中でいちゃついていたり、子供が水遊びなどをしていないため、ゆったりと泳げる事であった。


夏場は夜も8時頃まではオープンしていたので、会社員になっても夏は仕事を終えてよく行ったが、すぐ近くの千駄ヶ谷駅前に東京体育館の屋内プールがあるので、夜の神宮プールは都心の穴場の様に閑散としていた。数えるほどの人しかいない夜の競泳用プールはちょっと寂しいほどで、他人のつくる波も少なく外苑の杜をバックに新宿の高層ビルを遠くに眺めながら、光線に照らされた広々としたプールをゆっくり50米方向に泳ぐと、「隠れた都会のオアシス」という言葉が浮かんできたのだった。


そんな具合だったから夏場プール営業の採算は苦しかった様で、残念ながら平成14年に神宮プールは閉鎖されてしまい、跡地は現在フットサルのコートになっているそうである。夏と云うので公営のアスレチック系のプールに行くと、セパレートされたコースで本格的にガンガン泳ぐ人に煽られてゆったり泳いでいられないし、さりとて都心のホテルのプールは混雑している上に、この季節は入るだけで法外な値段で誠にあほらしい。しかたなく大汗をかきながらジョギングをしていると、大きな神宮プールのちょっと冷たい水を思い出して、そんな穴場プールがどこかになかったかな、などと考える夏の日である。

« 中ジョッキの固定概念 | トップページ | 山縣亮太君準決勝進出 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 中ジョッキの固定概念 | トップページ | 山縣亮太君準決勝進出 »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ