生涯学習センター「鐡道」
昨日は午後1時から5時まで東京理科大学の生涯学習センターで「鐡道」の講座を受講した。会社員生活も終盤になって退職後に自由時間が大幅に増える事を思うにつけ、生活を豊かにするには『楽しみのポケット』がなるべく沢山あった方が良いし、できればそれは財布に優しいものが望ましい。そんな折、気張らず一人で時間をつぶすには、子供の頃から好きだった鉄道にまた興味をもつのも良いかと思い、あらたな切り口を求めて受講したのであった。連休の初日、飯田橋にある理科大の会場に到着すると受講者は30数名、驚いた事に女性が若い人から年配まで10数名いて、最近「鉄子」が増えたというのは本当なのだと実感する。
講座の内容は、前半が理科大の化学の教授である宮村一夫氏の「鉄道の旅」。JRと民鉄全線を完乗した体験談で、多くの写真や地図を見ながら聞く講義の内容も面白かったが、「旅にトラブルはつきもの」とか「忘れ物は必ずする、と思っていた方が良いですね」などとちょっとした旅のヒントが講座のそこここにまぶされていて楽しい。今年は復興支援で東北の旅をお勧めするとの事で、化学分析を専門とする教授の立場から、東北の放射能は立ち入り禁止区域以外はまったく問題ないし、食べ物も検査済である事を強調されていた。
講座後半は、日本の鉄道技術を海外に輸出する日本コンサルタンツ(株)の秋山芳弘氏による「世界の鉄道」。世界の高速鉄道からメトロや市街電車の状況、東南アジアや旧共産圏の鉄道など、仕事を通じて得た海外の鉄道に関する豊富な知識を披露され、世界にはこんな鉄道もあるのかと感心したのであった。海外鉄道の旅をすべて自分で手配するのは、けっこうハードルが高いとはいうものの、トラブルの対処方法を考えた上で、鉄道に乗る事はその国の文化を知る事だと秋山氏は薦めていた。さて理科大の「鉄道」講座、今回は「乗り鉄」が中心であったが、理科系の学校だから鉄道のシステムや土木・車体の構造など、もう少しハードの視点から見た鉄道の講議を聞きたいと、アンケートを提出して帰ってきた。
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