オリンピック・パラリンピック壮行会
競走部のロンドンオリンピックとパラリンピックの選手壮行会が、昨晩、日比谷の三田クラブで開催され、母校から選ばれた陸上中距離の横田、短距離の山縣、パラリンピック代表の高桑君を激励した。三田クラブと言えば帝国ホテル地下のこじんまりしたスペースで50人も入れば一杯になるところ、昨晩はOBが約100人、それに現役の学生や応援指導部などが加わって大変な賑わいである。試合会場に応援に来るいつもの顔ぶれに混じって昨日は若手のOBも多数参加し、当然といえば当然の事だが、やっぱり運動部は現役が強いと皆が集まるものだと感慨が沸いてくる。JOCの結団式を終えたオリンピック選手2人が駆けつけて、それぞれ挨拶や激励の言葉で盛り上がるなか、オリンピック後に行われるロンドンパラリンピックに100米、200米、幅跳びの日本代表に選ばれた高桑早生さんが紹介される。
彼女は子供の頃の病気で左足が不自由なところ、大学に入ってもどうしても義足で競技を続けたいと、断られるのを覚悟で体育会に入部を志願したそうで、一般部員に混ざって我々にはわからない相当な努力を重ねたに違いない。今回めでたく代表に選ばれた彼女の「オリンピックの代表選手とパラリンピックの代表が一緒に出られる大学なんて他にはないんです。」との挨拶を聞いて、不覚にも目頭が熱くなるのはこちらも段々年齢を重ねた証拠であろうか。「そうなんだ、日本を代表する選手から浪人して入った選手まで、等しく入部して切磋琢磨できるのがわが体育会の良いところだ」と改めて一人心のなかでつぶやいて、だから母校のスポーツの応援は止められないんだ、と云う思いが湧いてくる。
そのロンドンオリンピックがいよいよ7月27日、パラリンピックが8月29日から始まり、彼らが出場する日はテレビの前で応援という事になるが、横田君には自らの日本記録を更新を、山縣君には日本人初の100米9秒台、高桑さんには自己新を期待したい。それにしても毎年行うまことに僅かな寄付は、何かの結果を求めて続けてきたものではないにせよ、「皆さんの支援のおかげ」とOB会長の挨拶を聞くとちょっと嬉しい夕べで、応援指導部リーダーが音頭をとる恒例「若き血」の歌声もいつになく元気な気がした。ただ大人数のため年代別に4組に分かれての記念撮影では、一番の長老組に入ってしまい、「もうそんな歳なのか」と卒業してからの月日の経つ事の早さを感じ愕然としたのだった。
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