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2012年6月22日 (金)

吉野家の鰻丼

以前ある会社に出向していて、その会社では少なくとも週2回は、昼食時に弁当を取り寄せて会議があった。弁当を注文する係が選択に疲れたのか、はたまた会議出席者の年齢が高いのを考えたのか、そのうち弁当のメニューがうな重・ちらし寿司・とんかつ・幕の内弁当の4パターンになってゆき、年がら年中うな重を食べていた時期があった。人間と云うのは実にぜいたくなもので、こうなるとたまには宅配ピザなどを皆でつまみながらコーラでも飲みたくなって、「次の会議はドミノ・ピザにしようぜ」と私は幾度か係の者を冷やかしながら提案したものだが、旧態依然たるその会社ではまったく取り上げられなかったのであった。


そんな時代もあったが、今や一契約社員になって弁当付き会議から遠ざかってみると、しばらく鰻重やちらし寿司を食べていない事に気づく。と思っても、ちょっとしたうなぎ専門店やすし屋に行くと、それはそれなりに結構なお値段で、「うーん、社用族の時代は良かったものだ」などと昔が懐かしくなる。と云うことで夏も近づく今日この頃、うなぎを安く味わうかと吉野家の鰻丼を試してみた。会社帰りに近所の吉野家のカウンターに座りメニューを見ると、期間限定の鰻丼はうなぎ一枚盛りと二枚盛りがあって、それぞれ650円と980円、ごはんを大盛りにすると30円増しという事で、ここは迷わず二枚盛りご飯大盛り1010円なりを注文する。


吉野家のうなぎは、白子の頃から中国の南部で一貫して育てたそうで、うなぎ食いたさの前に「 中国製はなるべく買わない、食べない 」という私の主義もいとも簡単に崩れる浅ましさである。まあ理屈は抜きにして本能のおもむくままに鰻丼をほおばると、専門店がその場で焼き上げたものと違って、工場製を調理場で温めたのか、蒲焼がフワっとしすぎて何やら嚙み心地が頼りない。タレの味も甘すぎでコクが感じられないが、スーパーでレトルトのうなぎ蒲焼を買って自宅で鰻丼にするよりは、ずっと「本物」の味がする。高いウナギだとゆっくり味わうべしとあれこれ考えながら食べるところだが、まあこの値段ならこんな物かと妙に納得して、がつがつと流し込める事こそ丼の醍醐味とばかり食を楽しんだのであった。ちなみに夕食時、私の周りでは10人の来店者のうち7~8人が鰻丼を注文していたから、牛丼の吉野家としてはちょっとしたヒット商品なのだろう。

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