リスボンの思い出イワシの塩焼き
飛鳥Ⅱの2011年・世界一周クルーズの出航から早くも一年近く経過した。会社勤めに戻って日々のルーティンワークに悩まされる身となると、あの3ヶ月半が夢だった様な気もしてくるが、一方妻はホームページのワールド・クルーズ乗船記をアップするのに忙しそうだ。104日間のクルーズのうち航海だけの日は割愛し、上陸した土地を中心に乗船記をアップする事にした様だが、それでも30日あまりの寄港地の資料や写真の整理にフーフー言いつつパソコンと格闘している。 妻の乗船記 → PORTS OF CALL 2011飛鳥Ⅱ世界一周
昨日やっとヨーロッパ入り口のリスボンの乗船記をアップをし終えた妻は、これから始まるヨーロッパ各地の事を考えると先が長い事を嘆きつつ、「リスボンでいわしの塩焼きを食べた事を書いたら、急にあの味が懐かしくなっちゃった」「今日はリスボン上陸記を完成させた記念に、どうしてもポルトガル料理が食べたくなった。近くにポルトガル料理の店がないかしら」などとブツブツつぶやき始めて、ぐるなびを検索し始めた。すると東京には結構ポルトガル料理店があって、なかにはファド(ポルトガルの歌曲)を演奏している高級そうなレストランもある。まあ土曜日の夕方に急に思いたったので、予約などもなく気軽に行ける処という事で、地下鉄に乗って丸の内の”マヌエル”というレストランに夫婦で行ってみた。
で、これがリスボンで食べた「いわしの塩焼き」の東京版。一口ほおおばるとリスボンの裏街で食べたいわしと同じ味がして、リスボンの5月の青い空と紫のジャカランダの木の思い出が蘇ってくる。むこうでは一皿に四尾のいわしにフライドポテトや野菜がついて4.5ユーロ(約500円)、東京では一尾500円だから値段は4倍となるが、丸の内で食べるのだからこれもやむなしであろう。昨日は干しだらのコロッケや、鶏肉の炊き込みごはんなどにポルトガル名物ヴィーニョ・ヴェルデ(若い微発泡ワイン)を頼んだが、アルコール度数が9度の水の様なワインに素朴なポルトガル料理がよく合い、またいずれの日にかポルトガルに行ってみたいと思ったのだった。
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