東京マラソンチャリティ枠
今年は安全運転をしたお陰で、気持ち良く完走できた東京マラソンだったので、昨年と違って筋肉へのダメジも少なくマラソン後に疲れもあまりない。こうなると現金なもので「10キロまではもう少しとばしておけばよかったかな」とか「来年も走ってもみようか」などと云う思いが膨らんでくるが、マラソンの本番まで冬の寒い朝に起きて20キロも30キロも練習した事を考えると、「ウン!?今年が年齢相応、もういいわ」と躊躇する気もしてくる。何よりいくら望んでも、これに参加するには10倍に達するという抽選があって、そう毎年当選する訳でない事を思い出し、この2年の僥倖に感謝するのである。
もっとも東京マラソンも抽選に漏れた場合にはチャリティ枠が3000人分あって、10万円の寄付をすれば誰でも参加できるのだが、今年はこの枠に1673人しか応募がなく、石原知事は「もう少し皆がチャリティを理解して欲しい」とテレビのインタビューで発言していた。確かにロンドンマラソンやニューヨークシティマラソンは何十億円の寄付を集めるそうで、それに比べ東京では高々2億円にも満たないとは、寄付に対する彼我の文化の差は大きいものである。
我が家でも妻は抽選で外れたのでチャリティ枠で参加しようかと一瞬考えたそうだが、一般参加の費用1万円に較べて10万円という寄付金額の設定は少し高過ぎて結局のところ断念したのであった。多くの関係者やボランティアの手を借りながら、東京のど真ん中の天下の公道を7時間も仕切って行われる大レースだから、これを機に何がしかの社会貢献をするのはランナーの責務であろうが、走る事に対して「10万円!」といわれると「うっ!」と唸ってしまうのも事実で、それがチャリティ枠の応募者が定員をはるかに下回った原因ではなかろうか。
この問題、もし5万円寄付コースとか親子または夫婦二人で7万5千円などと云う設定があれば、真剣に考えて見ようというランナーも大幅に増え、チャリティも潤うに違いないと思うのである。その場合スタート位置は10万円より5万円コースをちょっと後ろにしたら良いのではないだろうか。
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