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2012年2月 2日 (木)

富山のますの寿し

20120202

越中・富山の鱒寿司である。中学生の頃、友人のお父さんがある銀行の富山支店長で単身赴任していたのを幸い、春休みを利用してその友人と富山を拠点に能登半島をぐるっと巡った事があったが、その旅行で初めて鱒寿司に出会ったのである。当時の能登は「秘境」と呼ばれていて、半島の先に進むにつれ舗装道はなくなり、突端の禄剛崎にあったユースホステルは寂寥とした佇まい、夜中に持参のラジオを聞くと、日本の放送でなく朝鮮語ばかり聞こえた事がやけに印象に残っている。


わずか数日でもそんな秘境から富山に戻ると、都会の香りがしてほっとしたものだが、そんな折に銀行の社宅で友人と父君の男三人で食べたのが鱒の押し寿司である。そういえば酒飲みのお父さんが息子の訪問を喜んで寿司をつまみながら酒を飲み、中学生の我々もお相伴ですっかり酔っ払って、小さな冒険を成し遂げた様に感じたが、そんな様に富山のます寿司はこの地方で広く食されている食べ物だそうだ。


これが全国的に有名になったのは1912年に富山駅で売り出された駅弁による処が大と云われ、私も旅行で味をしめて以来、東京で駅弁大会があると「富山のますの寿し」を良く買って楽しむ様になった。で、今回も近所のスーパーの駅弁大会で、先週の紀州版に続き「富山のますの寿し」を買ってきて早速味わった。今では神通川産の富山の鱒ではなく外国産や北海道の鱒を使っているそうだが「火を通さない川魚は食べない」という信条もこの素朴な味の前には例外扱いである。

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