星が丘
昨日は妻の母親や姉妹家族一同で、新装なった永田町のキャピトル東急ホテルの中華「星が丘」でクリスマス・パーティだった。「星が丘」と云えば場所柄かつては接待用や交際費で食べる中華料理のメッカだったが、ホテルの建て替えに伴ってどう変身したのかも興味の一つである。たしか以前は、レストトランからは余り景色など見えなかった思い出があるのだが、新装なった「星が丘」に入ると、大きな窓に街路樹のイルミネーションが映えてすっかりモダンになっている。この雰囲気なら新装後も相変わらず政界関係者などの利用が多いのだろうか。
中華と云えば国によって味が違っていて、例えばアメリカで食べる中華は「照り焼きテイスト」、シンガポールでは「チリ」味っぽい気が私はするのだが、ここ「星が丘」は「醤油+オイスターソース」風と云うのか、日本人多くの口に合っている感じがする。頼んだ料理は土・日・祝日限定の「中華オーダーバイキング」と云う事で、これはメニューに多数掲載されている料理の中なら何を何皿頼んでも同じ料金だそうで、なるべく大勢で行けば多種の味を楽しめると云う趣向だ。
それにしてもマラソンに備えて走りこみをしているのに、体重が増えて焦っている私を尻目に、妻の姉妹家族は良く食べるものである。最後までゆっくりと徐々に満足感を味わえるにはどういう風に組み立てようか、などとメニューを見ながら思案をしていたら、皆が瞬く間に好きな料理を注文し始める。あっけに取られる私を尻目に、フカヒレ姿煮から燕の巣スープ・肉・野菜・伊勢海老・点心、そして〆のチャーハン・焼きソバ・坦坦麺まで一気に堪能し、仕上げのデザートを三品も食べ、皆で「ゲップ!」としながら帰ってきたのであった。帰りの電車で「苦しい」と腹をさすっている妻を見ると、彼女の前世は餓死した中世の落人だったのではないか等と思えて来る。
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