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2011年12月18日 (日)

懲りない連中

韓流ドラマの放送を苦々しく思っていたら、今度は韓国大統領の訪日で相手が慰安婦問題を持ち出してきた。中国漁民による事件で国内世論から弱腰外交を批難されている李政権が、矛先を日本に向けようとしている魂胆が透けてみえる様だが、何とも懲りない連中である。せっかく大統領が代わって、韓国も良い方向に向かっていると思ったのが、これでまたこの国の印象は悪くなるばかりだ。

日韓はその正常化の協定を通じて、韓国のすべての請求権は完全かつ最終的に解決済みと確認しているのに、本件に関する個人の賠償責任などは別などと言うのがあちらの理屈らしい。仮にそんな理屈が通れば、終戦間際に満州に突如攻め入った旧ソ連軍による略奪や婦女暴行問題を、日本はロシアに対しておこせるのではないだろうか。平和条約を結んだアメリカに対しても、原爆の被災者はじめ多くの民間人が「自分は特別」と賠償責任を求めたりできるのだろうか。

そもそも私の読んだ様々な情報からは、所謂慰安婦問題は日本軍の強制連行などがなかったというのが明らかになっている様である。貧しさの為に親から業者に売られた女性が、日本軍を相手に商売をしたという事で、その状況や時代背景は誠に悲惨ではあるが、問題とすべきは子供を売りに出さざる終えなかった当時の半島や、日本の農村の疲弊であろう。韓国の大統領は大阪で「この問題を解決しなければ、日本は永遠に両国間にある懸案を解決できないだろう」と語ったと云うが、日本の政府は毅然として韓国の不当な要求を撥ね退けて欲しいものである。

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