ゆっくり走る
冗談で応募した処、何と2年続けて当選してしまった東京マラソンだが、受かったからにはとりあえず出場するかと練習を続けていると、つくづく自分は長距離に向いていない事を実感する。マラソンの距離を走るには何といっても距離を踏む事が一番なのだが、その為にはゆっくり走る練習が必要と云われる。ところが人間はそれぞれ固有のリズムがあって、ゆっくりならいくらでも走れる人もいれば、私の様にスローペースで走るのが得意でない者もいる。私の場合、ゆっくり長く走っていると、速く走るより却って足が疲労してしまうし、気分的にいらいらしてきて、却って疲れが増してくるのである。その上、休日に30キロ走などをすると、前後の着替えやらシャワーやらでほぼ一日マラソン練習に時間を割かれてしまい、他の事がほとんどできない。
などと悩んでいたら、先日妻が「 2011神宮外苑EKIDEN & 3H RELAY MARATHON 」大会の”リレーマラソン”の部に、夫婦二人で申し込んでくれたと言っている。これは例年開催されている国立競技場を発着する5km×4の駅伝レースに加えて、今年から追加になった、1人から6人までの何人でも良いからチームをつくって駅伝形式で3時間、競技場の周囲をグルグル走り周回回数を競おうという新しいレースらしい。普通は1チーム4~6人くらいで参加するところ、我々は大胆に夫婦二人のチーム、妻が最初の1時間弱を走って残りの2時間強を私が走れば、私の走りこみ不足に格好のトレーニングになると考えてくれたらしい。
という事で、昨日は長い距離は嫌だなと今一つ気分は乗らないものの、晴天の千駄ヶ谷・国立競技場の試合に向かった。午後1時から行われた”3時間リレーマラソン”の部は参加200チームくらいだろうか、1周1.4キロのコースをタスキを受け渡しながら各チームが周回を重ねるのである。一人1周づつ何回も走るチームもいれば2~3周で交代するチームもある中、最初に走った妻から55分後のタスキをもらったが、こちらはマラソンのスローペース練習で、次々に他のランナーたちに抜かれるのは、いくら目的が違うものの何となく不愉快だし、イライラしていけない。走り始めて40分くらい経過しても、「 一時間後にまだ走っているのか 」などと思うと本当に嫌気がさしてくる。
それでも単独で走っているのと違い、周りに多くのランナーや応援があるとモチベーションもキープされて、妻は54分で10キロ、私が2時間8分で27キロほど走って、二人掛かりの3時間走を終えたのだった。これで、とりあえず30キロ手前まではそう問題なく走れる事が分ったのだが、マラソンは30キロからが勝負である。特に市民ランナーは後半どれだけまともに走れるかで、ゴールタイムが大幅に違ってくる。昨日と同じ距離を走って「 まだこれからだ 」と東京マラソン当日に余裕を持てる様に、正月休みももう少し走り込まねばならないのか、痛む足を引きずりながら今日は考えている。
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リレーマラソンお疲れ様でした。今度のお正月は地方合宿をしない代わりに、都内でゆっくり走り込みましょう!
投稿: 院長 | 2011年12月21日 (水) 06時54分
院長先生
お互い楽しくがんばりましょう。
投稿: バルクキャリアー | 2011年12月21日 (水) 20時01分
お疲れ様です。来年は仲間に入れて下さい。
投稿: MT | 2011年12月22日 (木) 20時22分
大歓迎です。シニア駅伝チームを組みましょう。
投稿: バルクキャリアー | 2011年12月23日 (金) 09時55分