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2011年11月19日 (土)

巨人騒動、どっちもどっち

渡辺恒雄会長を批難する会見を独断で開いたとする清武巨人軍専務が解任された。85歳になる老害老人が現場に顔を突っ込むのも問題だが、所詮内輪もめで球団内で解決すべき問題を、いきなり世間に訴え出たのは余りに大人げなく解任も当然であろう。それにして一野球ファンから今回の事を見ると、かつて江川問題で明るみに出た世間を甘く見た様な体質が、圧倒的な資金力を誇りながら内部からこの球団をスポイルしているのではないか感じる。

清武代表は有能な読売新聞の記者だったそうだが、本来は取締役会で堂々と自分の意見を開陳すべき処を、独断で記者会見を開いてお涙を見せれば、世間が味方してくれると思ったのか、そのやり方があざとく「有能な新聞記者」も所詮はこの程度かと愕然とする。ジャーナリスティックに騒ぎを起こせば、世論を喚起できるとでも思っているのだろうが、この一件で私には思い出した事があった。

かつて親戚の子供が某有名新聞の社会部長の子供とトラブルになった際、その部長から「親の社会的地位に関する事で、新聞ダネにしてやる」と脅迫電話が幾度もかかって来て閉口した事があったそうである。その時は友人だった別の大物のジャーナリストに相談したところ、その人の口聞きで、それ以後電話がピタッと止まったそうだが、新聞記者という人種が世間知らずのおかしな人が多いのか、はたまた今回は清武氏の資質がおかしいのか、あらためて新聞人のレベルを垣間見た気がした。

それにしても笑えるのが、この問題に対する本日の読売新聞の朝刊・社会面記事に対するコメントである。「企業法務に詳しい」弁護士、「島耕作」を描く漫画家・広兼憲史、評論家の大宅映子の3人とも清武氏解任の正当性をバックアップするのは良いとしても、85歳になった老害会長が現場を掻き乱す問題には見事に触れていない。読売の社内ではとても口に出せないのだろうが、もし新聞社の中でこれを契機に、世に見られる老害問題を取り上げたら、さすが社会の木鐸と株も上がるのではないだろうか。私から見れば、今回の一件はナベツネも清武もどっちもどっちに思えるのである。

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