福島産ミルキークイーン
届いた福島産ミルキー・クイーンである。試し買いパックで1キロ500円(送料込み)はちょっと高めだが、云われなき風評被害に悩まされる福島県の農産品を応援したくて、通販で購入したのは10月18日にアップした通りである。新米で味も水みずしく普段は茶碗一杯づつしか食べない我々夫婦も、思わずお代わりしてしまったのである。世の中にはメディアで放映されるとそのセンセーショナリズムに律儀に反応したり、広告宣伝や健康食品の特集に影響されてスーパーに走ったりする人も多いそうだが、あんまり報道に左右されずに、”常識”で消費活動をしたいものである。
そんな中で最近の噴飯ものは、築地の東京卸売り市場移転先である豊洲の東京ガス工場跡地の埋め立て地区から、人体に有害な物質が調査の結果から出たとかで、都議会民主党などが市場移転反対を叫んでいる事だ。豊洲の新市場で井戸水などを汲み上げる訳でなし、あたりはコンクリートで固められ、例え地下に有害な物が埋め立てられていても、それが地上に出て害を及ぼす訳もない。市場移転予定地のすぐ間近にはすでに高層マンションやアパートが多数建っており、現に多くの人が住んでいるのだが健康被害が出ていると聞いた事もない。市場予定地だから敢て反対の為の活動として、そんな愚にもつかない事を採り上げている事が明々白々の様に思えるのである。埋立地をかつて造成する時に、住宅予定地や市場予定地だからと特定のゴミや残土を選別して埋め立てられた訳もないし、全国の工場の跡地などは調べてみれば何が出てくるかわからない。東京都が対策を講じるといっているのだし、近隣の人達は何十年も健康に生きている事実を見たい。
考えて見れば東京の下町のある地区などは、江戸のし尿で埋め立てられた土地もあるので、そんな場所が下町の名所などと今は人を集めている。あまり風評やプロ市民の煽りなど気にせず、普通に暮らしていれば、おおよその健康などは保てるのではないだろうか。そういえば私などは顔もろくに洗わないし汚いのがまったく気にならないからアレルギーなどに無縁だよ、などとうそぶくと、傍らで妻が「 不精もいい加減にしてよね、加齢臭でいろいろ周囲が迷惑するんだから 」などとイヤそうな顔をする毎日である。過ぎたるは、尚及ばざるがごとし。
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