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2011年9月24日 (土)

ボケ

新しいジャケットを着て、ちょっとした会食から帰ってくると、胸元にソースのはねた後を点々発見する云う事が増えた。昼食にラーメンを食べる時はどんなに注意しても、ネクタイかワイシャツにシミがついてくる。自宅のテーブルでご飯を食べてながらちょっと油断をすると、箸でつまんでいたはずの食べ物をぽとりと落として、傍らの妻に呆れられる。あまつさえ一旦口に入れたはずの食べ物が、どうした弾みかぽろりと口元からこぼれ出る事さえある。だんだん脳の中のどこかの神経が緩んで来ているのではないか、という思いが湧いてくる。


今日はジョギングの時に使っている、ラップなどが計れるストップウオッチ付きの腕時計が見当たらない。たしか昨日まではここいら辺りにあったはずと思い当たる場所をいろいろ探してみるがどこをさがしてもどうにもみつからない。昨日の行動を思い起こしてみるとジョギングした後にどこかに置いたのは間違いないのだが、その辺りの記憶がどうもあやふやなのだ。その時のスポーツウエアのそばに置いてあるかと考えるが、汗にまみれた服はすでに洗濯機に放り込んである。以前「ここへ持っていった事は間違いない」と豪語して、そこを調べたらまったく違う所から探し物が出てきた事があるから、自分の記憶などあやふやだとは観念しているが、あるはず、おいたはずの物がこうも見当たらないと不安にもなってくる。


今一度、少しでも可能性のある場所を、と思って洗濯機の中の昨日のスポーツウエアのポケットをまさぐるが、空しいかなポケットからは何も発見できない。とその時、洗濯機の浴槽にキラっと光る金属らしきものが目にとまる。もしやと思いつつ洗濯物の山に手を突っ込むと、あった、ありました、まさにその時計である。どうも汗まみれのウエアーと共に洗濯機に放りこんだらしく、妻に「あった、あった」と叫ぶが傍らで妻は複雑な表情を浮かべている。「 その洗濯物は、夕べ全部洗ってあるのよね、まだ浴槽から出してないけど・・・ 」「 それから乾燥もかけているから 」と彼女は冷たく言い放つ。そういえば夕べは洗濯機が深夜遅くまで「カラン、コロン」と派手な機械音をたてて廻っていた様な気がするが、まさかそれは我がストップウオッチが70度の温水でスクランブルされ、熱風でグルグル乾燥されている音だったとは露ほども思わなかった。


で、その洗濯・乾燥済みのストップウオッチをあわてて取り出し、おそるおそるボタンを操作してみるが、あちこちの機能を試してみてもどうやらどこにも支障がない様で、自分の軽率さは忘れて日本製の時計の優秀さに驚く。で、今日はジョギングに際してそのランドリー済みウオッチを再びはめてみたのだが、漂泊剤でやや色が薄くなった上、柔軟剤でベルト生地のさわり心地が柔らかになった気がした以外、ストップウオッチはとても正確に時を刻んでくれたのであった。それにしても物忘れや食事のこぼし、ついには時計を洗濯へとだんだんボケが入ってくる様で、この先どうなる事やら我が身を案じる日々だ。

20110924

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