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2011年8月16日 (火)

始球式

先週末はシアトルのセーフコ・フィールドでシアトル・マリナーズ対ボストン・レッドソックスのメジャー・リーグ・ベースボールを妻と観戦した。アメリカンリーグ西地区の最下位を走るマリナーズのホームゲームであるから、観客席も閑散かと思って出かけて行ったのだが、予想に反してほぼ満員の盛況ぶりで、翌日の新聞では4万人を超す入場者だったと発表されていた。対戦相手のボストンはもともと老舗人気球団の上、ア・リーグ東地区でトップ争いをしているので、多くのボストンファンが観戦に訪れていた上、イチロー目当ての日本人観光客も多数入場していて、鈴なりのスタンドに陣取る観客はシアトルの夏のMLBナイトゲームを楽しんだのであった。


6月初めに飛鳥Ⅱで訪れたニューヨークで、我々はヤンキー・スタジアムに行ったので、メジャーリーグ・ベースボール観戦は今年2度目になる。ニューヨークではヤンキー・スタジアムのえげつない野次に辟易とし、外野指定席が100ドルという高い入場料に驚いたが、大陸の西側のベースボールはグラウンドに手が届きそうな内野の指定席が50ドルと常識的な範囲、雰囲気もファミリーが中心でアットホームなものである。6月13日付けでアップしたヤンキー・スタジアムのビール売り場の呆れたID要求も、セーフコ・フィールドでそんなものを要求されず気持ち良くビールが飲める。代わりにごく若いアメリカ人のカップルは年齢確認のIDを要求されていたから、ここでは常識が通用するわい、とちょっと救われた気分になったのだった。


ところでこの試合の始球式は、アフガニスタンに駐留していたアメリカ軍人がマウンドに上がり、見事な投球をして満員の観客席からは万雷の拍手を浴びていた。翻って日本では国際貢献にパキスタンやソマリアなどで展開した自衛隊員が、ドーム球場などでプロ野球の始球式などに登板した事などは聞いた事がない。自衛隊だけでなくこのたびの東北の震災や津波、さらに原発事故で献身的な活動をした警察や消防隊員などが、全国版の大きなイベントに招待される例があるのだろうか。試合開始の際に流れるナショナル・アンサム(国歌)を聞くと、日本でもプロ野球では「君が世」の斉唱をした方が良いと思うし、国のために身を捧げている現場の人達が、もっと晴れがましい席に招待される様になったら良いものだと、マリナーズの試合を見ながら思ったのであった。
20110815

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コメント

僕も始球式投げたい!元協力隊でできないものだろうか……

いつも楽しみに拝見しています。

私的な意見ですが、日本ではまだまだ自衛隊員への偏見があるように感じます。
そんな中で、先日開催されたプロ野球オールスターでは、東日本大震災で救援活動を行った自衛隊員などが招待されたそうです。
日本も少しずつ変わってきているのであれば良いことですね。

最後にプロ野球では試合前に君が代が演奏されていますよ。歌手による斉唱があるのは大きな試合だけですが、普通の試合でも観客の歌声が聞こえてきたりして、ここでも少しづつ変わってきているんだと感じています。

式部さん

コメントありがとうございます。プロ野球で君が代が演奏されているとは気がつきませんでした。年に一度くらいは日本のプロ野球観戦もしますが、時間の関係で途中から見る事がほとんどなので実情をしりませんでした。ご指摘ありがとうございます。

さて自衛隊や消防などの人たちも、そんな晴れがましい場に出る事を求めているわけではないでしょうが、彼らの献身的な働きを見ると、傍から何か感謝したいなと思ってしまいアップしました。

今後ともご指摘ありましたらよろしくご指導ください。

院長先生

野球経験者は始球式やってみたいでしょうね。

海外青年協力隊をまっとうするのは、健康のほかに勇気と忍耐が必要だったと思います。外国のチームが親善に来た時などは、その地域で活動した人たちが始球式に出れれたら良いですね。

その通りで、日本野球のマンネリ化はどうしようもないですね。ゲームの間に歌手を呼ぶとか、観客にカラオケやらせるとか、水着ショー、政治家の演説、原発チャリティー…何か新しいことやってみないとね。楽しい旅続けて下さい。

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