初サンマ
秋の味覚サンマの塩焼きを今年初めて食べた。例年よりちょっと早い出回りで、値段も一尾200円とまだ高いが、近海で水揚げされた生サンマは目も新鮮、食してみると脂肪も思ったより乗っていて美味しい。もっとも妻は大根おろしにスダチでなく、何とライムを皿にのせてきた。何でも残ったらつぶしが効かないスダチでなく、ビールに入れたり色々応用が利くライムの方が便利なので「がまんしてね」と笑っているが、あれだけ”アバクロ”をアメリカで買ってきた人間が、今度は200円足らずの食材をけちると云う。どうも妻の行動基準が今一つ解らぬ、などとつぶやきながらライム味でも結構いけるサンマを食べた。
ニュースによると、今年は近海でサンマが例年の倍近く回遊しているそうだが、東北地方の漁船が被災していて今後の漁が心配だという。また宮城県などが練っている漁業の復興計画では水産特区が問題になるなど、東北地方の漁民を取り巻く環境は激変のようだ。漁業特区は漁業者と民間資本で設立した会社なども、漁協と同等に漁業ができるようにする構想だそうだが、私など都会の人間から見ると大変結構なアイデアに思える。震災・津波を奇禍として、東北地方が最も近代的なシステムで、活き活きと活性化される事を望みたい処である。
まあ、それはさておき、今年は被災地の復興進展を見守りつつ、大いに東北のサンマを食べて、少しでも「頑張れ東北」と支援したいものだ。
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