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2011年8月 9日 (火)

クルーズ船男性のドレス・コード

飛鳥Ⅱのワールド・クルーズを終了して、すぐにアメリカ船のアラスカ・クルーズに乗ってみると、当然の事ながら船内の様子もがらっと違うのだが、特にドレス・コード、殊に男性に関して彼我の差が大きい事を実感した。今回乗船したゴールデン・プリンセスはこの海域で長年クルーズを実施しており、ごく平均的なアメリカの大型クルーズ船の一隻だといえよう。今航海は満船状態でそれなりに老齢者も目立ったが、一方で子供の乗船者が600人、うちティーンズが200人余と船内でアナウンスされていたから、平均年齢が40歳台と云われる米国クルーズ乗船者の平均に近いのではないだろうか。シーボーンやリージェント等の小型・高級ブティック船やキュナードなどに乗った事がないので、私もあまり偉そうな事は言えないが、アメリカ船がアメリカ海域でクルーズを行うときの、男性のドレスコードを見るには良い例だといえよう。


このアラスカクルーズ中には、ドレス・コードがフォーマルの日が7泊のうち2回あったのだが、私達は機内持ち込み荷物の重量制限がうるさい安いエアチケットに加え、下船後アメリカに暫く滞在するので極力荷物は軽くしようと言う事で、今回はタキシードやスーツさえ持参しなかった。スポーツシャツ・プラス・ネクタイ1本にサマージャケットだけで乗船し、フォーマル指定日になって他の乗船客があまりに正式に着飾っていたら、潔くルームサービスかビュフェで過ごそうと覚悟して出発したのだった。


最初のフォーマルナイトの夕方6時ごろ、こそっと船内巡検に行って見るとこれが何の事はない、皆なごく普通の格好である。青や黒っぽい単色のワイシャツを着ているだけの人が3割くらいか、その単色シャツに赤やら白やらのあまり品のよろしくないネクタイを着用している人が加わって、約半数がジャケットなしネクタイをしているだけである。これにジャケット着用者が加わって、全体の8~9割くらいが飛鳥で言う「カジュアル日」におけるダイニングの夕食の服装程度である。という訳で、私達も安心して堂々と軽装でダイニングに向かう列に加わったのであった。


良く観察していると、本格的なダークスーツを着ているのは全体の10%くらいだろうか、ましてやタキシード着用者は”まばら”というのが「フォーマル日」の実情であったのだが、これは昨年のウエステルダム(ホーランド・アメリカライン)で回った英国周遊クルーズの高い正装率とは隔世の感である。反対に先年乗船したP&Oオーストラリアのパシフィック・ドーンも英国式かと思ったら、船内すべてあまりにカジュアルだった事に驚いたのだが、これらから想像すると、どうもドレスコードはクルーズする海域や乗客の国籍によって大きな違いがあるのではないかと云う事である。一般的に言って欧州海域でのクルーズは正装率が高く、アメリカや豪州など新大陸海域でのクルーズはカジュアルなのだろうなと感じたのであった。 飛鳥Ⅱではワールドでなく普通のクルーズでも男性の3~4割くらいがタキシードを着用している様だが、これは世界的にも相当高い部類に入るのだろうと思われる。

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コメント

海外でのドレスコードの問題って結構難しいですね。
同じ船、同じコースでも、例えば処女航海のような特別なクルーズだと、リピーターが多くフォーマル度が増したりします。
日本と違うのは、自分達が記念写真撮ったりお互いを誉め、楽しく会話するきっかけづくりにしている光景をよく目にします。
日本のように人に強制したりはしない、以前はアラスカクルーズのジャケット着用率はもう少し高かったと記憶しておりますが、カジュアル化は進んでますね。
あちらはサブレストランが充実していますから、フォーマルの日にリドレストランへ行ったり、その逆に大切な日をグリルできめたりと、逃げ場があります。
タイタニックが流行った頃は若い男女がレンタルでタキシードやドレスをまといフォーマルの晩を楽しむ姿をよく見ました。
ディナーが終わるといつものジーンズ姿に戻ってたりして(爆)
飛鳥の乗客がそんな場面に遭遇したらクレームが来るかもしれませんね。
でも、先日三越で開催のクルーズファッションはさすがプロの作品だけあり憧れました。
まぁ、揃える金あればもう一本クルーズします。
僕には分不相応ですから。

guy92さん

コメントありがとうございます。確かに年々総じてフォーマルのカジュアル化が進んでいるのでしょう。

我々もフォーマルの服装をすると、やはり西欧の借り物と云う感じがどうしてもしてしまうのですが、では西欧がそんなにルール通りかと云うとそうでもない場合があって、その辺りは微妙ですよね。

三越のクルーズファッションはいかがでしたか? いつも思うのが日本船でも外国船でも、タキシードで決めても靴が今一つと見られる人が多いですね。靴は船まで持って行くのに重いし嵩張りますから、なかなかトータルコーディネートは難しいものです。

Bulkcarrier様 私がまだ20代後半で、会社の接待の末席を汚すようになる際に、当時の上司からスーツ、Yシャツに気が行きがちだが、料亭では履いてきた靴を見られるから、きちんとしたものを、手入れをして履け、と助言されたことを思い出しました。クルーズの光景を想像しながら、懐かしく思い出しております。

まろんの父様

フォーマルの日にせっかくビシっと決めている紳士でも、靴がカジュアル風だと、「あらあら」と思ってしまいますよね。

ビジネスでも、相手の靴が汚れていたり、あまりにかかとが磨り減っていると、ちょっとずっこけますね。

それにしても若い時に、良い忠告を貰うというのは、後から思うと宝物の様なものです。私も職場で、うまくそういう事を伝えれたらと心しておきます。

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