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2011年8月24日 (水)

MAKE SENSE ?

世界一周からアメリカでの放蕩とこの5ヶ月間、文字通り地球のあちこち遊んで廻ったが、その際にうんざりして来たのが妻の買い物の付き合い。ワールドクルーズではシンガポールで雑貨を買ったと思ったら、アフリカの小さなみやげ物屋でどうでもよい様なみやげ類を吟味し、ニューヨークでは”アバクロ”などと私にはまったく知らない店でポロシャツを妻は買ってきたようだ。で、今回の旅行でもシアトル近郊ノースベンドのアウトレットやベルビュー・スクエア(ショッピングセンター)、ハワイではカラカウア大通りに始まり、ワイケレのアウトレットにアラモアナ・ショッピングセンターなどに行き、一体全体この間に何時間くらい彼女は買い物に労力を費やしただろうか。


買い物と云えば、どうしても欲しいものが見つかってもその場ではまず買わず、1ヶ月たってまだ欲しかったらその店に直行、買い物をしたら直帰するという行動パターンである私には、あれもこれもと買い物をする女性の心境がどうにも理解できず、いつも「 体は一つしかないし、色々買っても狭い家のどこに収納するの」と待ちくたびれて嫌味の一つでも言えば 「 あなたってケチなのね 」などと応酬され、しばしば二人の間が険悪なムードになるのが関のヤマ。そんな訳で、買い物は我が家では鬼門という事になっているのである。


さてあれこれ繰り返しつつ帰国して、昨日は所用で久しぶりに日本橋のデパートに妻と行った。そこで用事も済ませた私たちは、ふと海外で売られているブランドが東京のデパートでは一体いくら位で売られているのか、俄かに興味を覚えちょっとデパートを一周してみる事にした。ぐるっと廻って発見したのは同じ品物を海外で買うと、今では総じて海外の方が約4割から5割安いという事であった。もちろん東京のデパートで買えば、日本人向け寸法合わせやアフター・サービスその他もろもろの付帯サービスが着くのであろうが、洋服で云えば体に合ったもの、雑貨ならちょっと欲しかった物があれば、今では海外に行けば同じものが半値で手に入るのである。


この値段の差は主に今の円高に起因する事なのだが、こんなに彼我の価格が違うなら、安いツアー旅行で海外に行って欲しかったものをしこたま買い込んでくれば、旅行代などは、すぐに元がとれるというものである。逆に云えば「 円高・円高、輸出が主体の日本の産業が大ピンチ 」と喧伝されている陰には、為替でがっぽり稼いでいる輸入業者が多数いて、彼らはにんまりと笑いつつ懐に差益を入れている訳である。折りしも昨日の新聞記事では高級外車ディーラーが「ブランド・イメージがあるので値下げは考えていません」とコメントしていた。輸入業者も為替をすべて予約している訳でもないであろうから、この際輸入品が大幅に安くなったら消費者にとって大きなメリットなのだが、儲けている業界ほど沈黙しているものである。


さて我が妻は「 ね、私もただ馬鹿みたいに買い物・買い物と言っているわけじゃないの。欲しかった良いものが半値で買えるのだから、極めて合理的な選択をしているのよ」と、デパートを見て廻った昨日はちょっと誇らしげであったが、たしかに輸入品がまったく安くなっていない東京のデパート店内を見ると「 おっしゃるとおり 」とこの日ばかりは、すごすごと引き下がざるを得なかったのであった。まあ買い物をして廻るのも名所旧跡を廻るのと同じく、海外旅行に於ける一つの行動様式、楽しみの一つだと、これからは少し大目にみるかという気持ちにもなったのだった。


写真は妻のシアトルとハワイでのアバクロ戦利品 (でもやっぱり多すぎか?)
20110824

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コメント

おかえりなさいませ。ご無事のご帰国、まずは何よりかと存じます。アバクロ、ホリスターは最近とみに人気が高く、地方在住のオジサンも知っているブランドになったようです(笑)。もともとはハワイ、西海岸への旅行者の間の口コミで人気が高まったと伺いました。プラザ合意の少し前から10年ほど銀行で為替のトレードをしていたころ、263円から122円までを体験しましたが、あの頃も為替差益の非還元についていろいろと取りざたされていたように思います。ご指摘の通り儲かっている人は沈黙を守り、ブランドものは値下げせずでした。一方で、ブランドものは高い、デパートで買うものは良い=値が張ると思っている(思わされている)こともあって、たとえば今、同じ仕様の車をT社で買うのとLブランドで買うのでは100万円単位で価格に差があるのも消費者心理をついている戦略だなぁと感じるところです。初めて渡米した時は1ドル308円でしたが、1ドルでいろいろなものが買えました。その感覚は今もあるのだなと、ご開示のお考えを拝読して懐かしくも感じられました。

まろんの父さん

こんにちは、
妻がシアトルで買ったアバクロのポロシャツのうちの一つは、セールで25ドルで手にいれたので今の為替では2千円以下になります。一方同じだと思われる製品が、銀座のアバクロでは8千円で売られています。日本の消費者は、随分足元を見られているなと感じます。またアメリカに行くとよく車の雑誌を買いますが、日本で人気のドイツ車も、仮に為替が100円換算でも、アメリカでは価格が少し安い様です。日本で走らせるには、色々な法的規制や付加サービスがあるのでしょうが、「 何だかな~?」と思ってしまいます。ご指摘のクルマのL社も、私は数度ディーラーに行った事がありますが、あまりの殿様商売で欲しければどうぞという態度、折角アンケートに名前を記入してもフォローアップもないので、購入を辞めてしまいました。そう云えば日本ではコンシューマー・レポートが本屋などでほとんど売られてないですね。何か情報が沢山ありそうで、肝心の情報はメーカー発信かメーカー任せというのが、わが国の実情なのでしょうか。

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