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2011年6月 2日 (木)

客船銀座

20110601msc

日本は海洋国と云われながら所有するクルーズ船は僅か数隻、外国のクルーズ船も東京や横浜には余り来ないので客船ファンとしては寂しいものがある。そこで今回は世界の港で、各国のクルーズ船に行き交う事を楽しみの一つとしていた。そして見た船の大きさや来歴をその場で調べるために、ダグラス・ワード氏のベルリツツのクルーズ年鑑を持参した事は、すでにアップした通りである。そのベルリッツ本によると、世界では75のクルーズ船会社があり、年間2000万人が乗船すると云う。同年鑑には285隻の評価が記されているが、その他にもシンガポールや香港で見る様な、博打(カジノ)を主な目的とした客船、さらにはヨーロッパのリバー・クルーズ船など、我々になじみのない客船も世界には沢山あるのである。


長い航海を終えて港について、日本で見られないブランドの船体が横付けしていたり、各国の巨大新造船あるいはラグジュアリー船ともブティック船とも云われる本当の 『 豪華客船 』などに出会うと、フネ好きとしては胸が高鳴るものだ。これまでシンガポールでアザマラ・クルーズの "AZAMARA QUEST" (30,277トン)、リスボンでシーボーン の "SEABOURNE SOJOURNE" (32,000トン)、ベルゲンで "MSC POESIA" (92,490トン)、 ホニングスボーグでは "COSTA DELIZIOSA" (92,700トン)などに出合ったが、その他にも日本人にはなじみのないフレッドオルセン社の"BRAEMAR"(24,344トン)やアマデアを所有するフェニックス・ライゼン社のATHENA(16,144トン)なども、このクルーズ中にじっくり見る事ができた。


という事で、ヨーロッパの河川に開けた港に入ってリバークルーズ船を見ると 「 何時の日か、今度はこれに乗って、北海から黒海まで行ってみたいね 」と言い、ノルウエーの沿岸急行船として日本人にも馴染みのHURTIGRUREN(フッティルーテン)社の愛らしい客船達に出会うと、「次はオーロラを見に、冬にこれに乗ろうか」などと、視覚から入る情報には誠に素直に反応するわが欲望なのである。さていよいよこれから飛鳥Ⅱは、クルーズのメッカと云われるアメリカやカリブ海に向かう事になる。一体世界のどんなクルーズ船に出合う事ができるだろうか、分厚いクルーズ年鑑が汚れるほどあちこちのページを繰ってみたいと楽しみである。


飛鳥Ⅱと並ぶコスタ・デリチョーザ(上) フッティルーテンの沿岸急行(下)
20110601

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船・船旅」カテゴリの記事

コメント

とりあえずブログを送ります。

http://mitsunobu-takano.blogspot.com/

それにしてもお二人は本当に船が好きなのですね!これからも良い旅を続けて下さい。

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