船上生活
東京では私達が出てから桜が満開になって良い天気だったそうだ。本州の上に優勢な高気圧があった様だが、その高気圧からの吹きだしが本船を後ろから追すかの如く、また北からのうねりが昨日まで強かった。さて長期のクルーズで毎日、上げ膳・据え膳となれば気になるのはお腹の脂肪、と言う事になる。その点ではこの「飛鳥Ⅱ」のプロムナードデッキは一周440米で、木材張り的なのが良い。最近の外国船などでも全周通路などがチーク張りになっているが、良く見ると鉄板の上に木製の合板をペタっと貼った様な簡易仕様に対して、飛鳥Ⅱのそれは昔ながら本格的な木張りの感触で、こんな所にもこの船が”クリスタル・ハーモニー”としてお金を掛けて作られた事を感じる。
さてデッキをウォークしたりジョギングしたりすると、普通は船首に向かう時に強烈な向かい風になり、船尾方向に行く時は追い風になってエクササイズしにくいものだ。その点では日本を出て数日間、船尾から吹く北風が船首からの風と相殺され、船上のデッキも風が弱く運動しやすかった。フィットネスクラブも外国船仕様でそれなりに立派な造り、毎日結構多くの人が汗を流しており、長期のクルーズになると、このあたりの雰囲気が他の日本のクルーズと一味違う様だ。それから飛鳥Ⅱには、煙突前のデッキに金網に囲まれてウインブルドン・コートというミニテニス場があるのだが今回は我々夫婦は野球のボールとグラブを持参して、毎日このカゴの中で30分ほどキャッチボールをする事にした。流れ行く雲を眺めながら、船上のキャッチボールというのはなかなかオツなもので、これはうまい事考えたと自讃している。
こうなると少なくともフィットネスという事では、長期クルーズになるとそれなりの設備を各種持った大型船の方が、私には快適だという気がしている。昨日はフィットネスの係りに100日間の体幹筋力アップのトレイニング・プログラムを作成してもらったが、クルーズ中に普段できない筋力アップというのもダンディなアイデアではないか。ダンス教室にコントラクト・ブリッジ教室、その他今までできなかったあれこれと、次々に船内新聞の予定が目に付き忙しい毎日になりそうだ。
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