渋谷・表参道WOMEN'S RUN
東京マラソンで42.195キロを走ってまだ一週間、足などにダメージが残るものの、妻が第一回渋谷表参道WOMEN'S RUNの10キロの部に参加した。渋谷のNHKホール横からスタートして、表参道・原宿・明治神宮や代々木公園の廻りを女性だけが走るという、それはそれはオサレなマラソン大会なのである。ゲストの高橋尚子(Qちゃん)やテニスの杉山愛選手などを迎え、好天気にも恵まれて4000人ほどのランナーが集まったのだが、すべてそれが女性だけと云うのは壮観だ。女子大の運動会を見学したらこんな感じなのかと、まだ行った事のない世界を思わず想像してしまう。
スタートを待つ間もシリアス・ランナーは本の一握りらしく、女性同士なごやかな雰囲気で強引な割り込みなどもあまりなし。何より普段あちこちから漂ってくるサロメチールの匂いなどがしないのがすがすがしい。そういえば機能性タイツの上に、ランスカと呼ばれる巻きスカートなどを重ね着するウエアが流行る様になってから、一挙に女性ランナーの数が増えた様な気がするが、スタート付近もピンクなどカラフルなウエアに身を包んだ女性ランナーで華やかである。
妻もフル・マラソンから僅か一週間だと言うのに、渋谷・原宿の急坂の多いコースを51分あまりで駆け抜けたが、女性専用レースが違うのはレースが終わってからだ。Tシャツ・手袋・青汁の素などの参加賞のほかにバナナ・飲料水・グレープフルーツ・オレンジ・金柑・ヨックモック・ラスク・マックコーヒー無料券・トートバッグ・バスタオルなどを、ゴールしてから妻はゲットして来たのだが、走った後によくそんなに色々な景品をもらえる元気が残っているものだ。女性に試供品を配れば、男性に配るより大きな効果が後日期待できるという目論みで、配布する方もここは一段と気合が入るのだろうか。
それにしても、かつて学生の頃に駒沢公園を走っていたら、当時はジョガーなどほとんどいなくて、やってくるランナーはほとんど日体大の男子学生ばかりであった。珠に女性が走って来たと思ってハッとすると、大体砲丸投げなどガタイのしっかりした本格的体育会女子学生のトレーニングばっかりで、途中で「エイヤ!」などと気合をいれたりしてびっくりしたものである。こんなに大勢の普通の女性が、老いも若きもカラフルな恰好で楽しそうに走っている時代が来るとは、正に隔世の感ありである。
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