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2011年3月29日 (火)

リーダーの要件

東京電力の社長が会見などにあまり出ないので、現場で陣頭指揮を執っているのかと思ったら、体調を崩して休んでいたのだと云う。福島原発の事故は想定外の事なので、社長として心身ともに極限まですり減らしたであろう事は想像できるが、こんな時に社長が倒れていたとはこれも想定外である。それにつけても仕事を途中で放り出した事で思い出すのは、安部氏と福田氏の二人の元首相である。安部元首相はストレスで体調を崩したそうだが、そんな自己のナイーブな性格を50年生きてきて知らずに首相を引き受けたと云うのだろうか。福田元首相に至っては「あなたとは違うんです」と捨てゼリフを残してあっさり政権を放り投げたが、そもそも修羅場に立ち向かう胆力もない人間が二人続けてトップになった事が、今日の自民党の凋落を招いた一因と考える。

東電の社長や二人の元首相の例をみると、最近のトップはいとも簡単にストレスで前線を退いてしまうのではないか、と云う思いを持ってしまう。減点主義やコンプライアンス優先の社会で、小さい頃から英才教育を受け、会社でも無難に勤め上げてきた秀才型の人材がトップに付く傾向が以前にもまして強い様だが、こういう社会の風潮がひ弱な最高責任者を生む原因にあるのではないだろうか。普段は少々変わった人間だと思われていても、お家の一大事の時こそワイ・シャツの袖を捲り上げて、困難に立ち向かう様な人こそが求められるリーダーで、そういう意味で小泉首相は人気が高かったのだと思い出す。

私も喧嘩っ早いのは人後に落ちないつもりで、職場でのトラブルの時などは、真っ先に乱闘現場に突入する会社員だったが、妻には「 万が一大きな組織のトップに推挙される様な事があっても、オレは自分のキャパシティーや性格を考えて辞退しただろうな。喧嘩早いがおっちょこちょいで所詮トップになる器じゃないから 」と言っていたものである。妻は「皆の目は節穴じゃないわよ。あなたの様に上を上とも思わない様な人が、トップになる様な人事は誰も考えないから、万が一でもそんな心配をする必要はないわよ」と一笑に付された。どんな組織でもトップと言うのは大変な苦労を背負うもの、ましてや日本のリーダーや巨大電力会社の社長の心労は計り知れないが、リーダーたるもの成績が良いだけで順番に繰り上がるものでなく、普段は変人でも危機の時こそタフな人材であって欲しいものである。

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