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2011年2月11日 (金)

前原外相の訪露

前原外務大臣が訪露して北方4島の問題を話し合ったそうだが、議論は平行線で進展をみなかったと報道されている。かつて根室に旅行した際に訪ねた納沙布岬からは、ロシアが占拠している水晶島が目の前に見えて、領土問題がこんなに目の前に存在する事に驚いた事がある。歴史の経緯を見ればロシア(ソ連)が終戦時のどさくさに紛れて不法に占拠した事は明らかなのだが、北方領土問題というのは東京にいる我々にはどうも本当の処がわかりにくい問題である。

これまでの報道を見ると、ロシアも数年前までは歯舞・色丹の2島返還なら条件付でテーブルに載せても良いかと考えていたフシもあった様だが、日本が国後・択捉を含む北方領土4島の完全返還を主張しているうちに、近年の資源ブームにより財政的な余裕ができたロシアは4島ともロシア領で交渉の余地なしという事になった、というのが私の大筋の理解なのだが・・・・。

詳しい交渉内容を知る由もないが、実効的に支配している場所を歴史的経緯を持ち出して返せと言っても、そんな事に耳を貸すようなロシア人ではない事はあきらかだろう。戦後一旦占領した土地を約束通りわが国に返却したのは、原理原則の国アメリカだけであって、ロシアがそんな「話せばわかる」様な国でない事は、西洋史を紐解けば自明ではないだろうか。

日本にも取りあえず2島を返還してもらう事をおし進めるべしという政治家もいる様だが、常に北方領土は固有の領土だという原則論が通って、一向にこの問題は進展しない様に見える。武力で取り返す事はできないとなると、まず現実的な対応として歯舞・色丹2島を返してもらい、国後・択捉には日本の資本を大々的に導入できる様にロシアに図ったらどうなのであろうか。日本の観光客や企業が大挙して国後・択捉に押し寄せ、経済的に実効支配してしまえば、また末代にでも取り返すチャンスも来ると素人の私には思えるのだが。東京にいるとこの問題の本質はどうも良くわからない。

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