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2011年2月26日 (土)

シャル・ウイ・ダンス?

「お試し」の1回を含めて妻と通った都合9回の社交ダンスの入門コース、ワンクールが何とか終了した。ブルーズ、ジルバにワルツの初歩を教わったのだが、とにかくステップを覚えるのに精一杯で、不得意科目を居残りで学習させられる生徒の様な気持ちで必死に通ったのだった。あまりに覚えが悪いので、人のいないのを見計らって、住んでいるマンションの駐車場などで妻と復習をしたのだが、時折通るマンションの住人とばったり合うと、いい年をしたカップルが何を抱き合っているのか、と怪訝な顔で見られる。


とりあえず入門コースを完了して、先生から「これで一応クルーズ船などで初歩は踊れます」と言われ、我ながら良くやったものだと今日は妻と周防監督の「シャル・ウイ・ダンス」のDVDを取り出してきて見る。あらためて「シャル・ウイ・ダンス」をじっくり見てみると、まるで自分のぎこちないステップを俳優たちが演じてくれている様であるし、トイレでステップを思い出している場面などは、ダンス初心者の生態をうまく描写しているものだと感心する。主役の役所広司の照れくさそうな仕草と何くそと思う揺れ動く気持ちも、「これってダンスを習う男性の気持ちだよ」と共感できて、よくできた映画だと改めてわかったのだった。


大体リードする男性の方が女性より3倍も大変だと言われる上、音感の鈍い私である。駐車場で練習しながら間違えて妻の足を踏んだりすると、腕を組んでいる妻は手っ取り早く「こっちの足だよ」と蹴って教えてくれるが、蹴られた時は思わず妻の顔が「シャル・ウイ・ダンス」の渡部えり子の顔と二重写しになったりするのである。などと四苦八苦しながらも、今日は「いよ!」と大向こうから声がかかりそそうなワルツのスローアウェイ・オーバースウェイとか言う形までたどり着き、やっとコースを終了できたのは万歳三唱ものだ。で、「これからどうします」と言う先生に、思わず「もうワン・クールやってみようかな」などと心にもない返事をしてしまい今になって後悔している私なのである。

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