にっぽん丸・新春瀬戸内海・宮崎クルーズ
にっぽん丸の「新春の瀬戸内海・宮崎クルーズ」で今日は宮崎港に寄港した。宮崎は昨年の正月に義妹夫婦の東京マラソン強化合宿を行うために、港から目と鼻の先にあるシーガイアに四日ほど宿を取り、練習したり観光したり名物の地鶏をたらふく食べたりした場所である。その宮崎に一年ぶりに今度はフネでやって来られるとは思ってもみなかったが、それもクルーズのおかげだなあ、と感じる。ただし今年は、東京マラソンの抽選に当たったのが義妹夫婦でなく我々夫婦の番になって、一年前の状況とちょっと違うのである。
で、今回は特段観光の予定を入れず、足の赴くままシーガイア方面でゆっくり夫婦でジョギングをする事にした。港からシーガイアまでは、ジョギングで10分もかからない。昨年はこの広大なリゾート地域を縦横に走り回ったから、地理は勝手知ったるものだ。防風・防砂の林からなるシーガイアの森を通じる道路は風もなく、降りそそぐ太陽にジョギングも気持ち良い。松林の間の小道に入れば、木漏れ陽に鳥の鳴き声の下、走る足も自然と軽くなり、結局2時間ほどゆっくり走って気持ちよい汗を流したのだった。途中、江田神社と云うイザナギとイザナミの尊が祭ってある由緒正しい神社にお参りに寄ったが、地元の人しか行かない様な隠れた名所を発見できるのもジョギングの余禄と言える。
そういえば昨夏乗船したウエステルダム号のイギリス一周のクルーズ(「スコットランドのセレナーデ」クルーズ)でも二人で各寄港地をゆっくり走って回ったが、観光もあまりせずに船が港に着くとウエアに身を包み、近所を走り出すと云うクルーズ客も珍しいかもしれない。「クルーズ船て乗ったら何をするの?」という質問を良く聞くが、何をするのも自由、しないのも自由。美味しい三食の食事に様々なイベントがついた動くホテルが、目的地まで連れて行ってくれる旅が”クルーズ”で、寄港地に着いたら走リ出すと云う我々の様なちょっと変わったクルーズ客がいても良いであろう。
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