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2011年1月25日 (火)

わかば の たいやき

という訳で文化部的活動に目覚めつつある私は、コントラクトブリッジの”いろは”を習おうと、先日妻と二人で四谷駅に程近い「日本コントラクトブリッジ連盟」の本部ビルでブリッジ体験講習を受けたのである。しかしこの講習、何しろ3時間と言う長丁場、初めての事にからきし弱い私には相当な知的緊張で、終わった時にはぐったりという感じがする。「面白かったけど疲れたね~」などと会話をしながらビルの玄関を出ると、妻はこの先にたい焼きの有名な店があるからちょっと行って見ないかと言う。

普段はたい焼きなど見ただけで何となく胸焼けしそうな私だが、さすがに久しくした事のない3時間余の頭脳労働に、脳内細胞が糖分を欲しているのだろうか、素直に「サウンズ・ナイス」などと軽く相槌を打ってしまうのは我ながらびっくりである。で、四谷駅から歩く事しばし、新宿通りを少し入った横丁の「わかばのたいやき」に立ち寄った。「わかば」はいかにも老舗の甘味屋さんという感じのこじんまりした店構え。土曜の午後というのに鯛焼きを待つ人が数人というのは、行列大嫌い人間の私にはとても好ましく感じる。

一尾140円也のたいやきは、薄皮にしっぽの先まで餡子が入っているのが特徴だそうで、何でも麻布の浪花家、人形町の柳家とならび東京のたいやき御三家の一つだとか。昭和28年営業開始の伝統の味を紙袋に入れてもらい、四谷駅にそぞろ歩く道々あたまから味わえば、餡子の糖分でほっと人心地がつく気がする。土曜日の薄暮の景色をのんびり眺め、たいやきの甘さを感じつつ通りを歩くと、子供の頃小遣いをためては通った近所の駄菓子屋の事を思い出したのであった。

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