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2010年12月19日 (日)

大学の運動部

大学の競走部で長い間監督を御願いしていた後輩が、先月病気で急逝した。後輩は大学体育研究所の教員をしていたから、体の点検はおさおさ怠りないのだろうと思っていたが、話を聞くと昔どおりの暢気さで、自分の事はまったく気にかけていなかったと言う。そんな彼を「偲ぶ会」が先週末に行われ、彼と直接関わった前後7年のOB約30名が集まった。

大事な試合の日に階段から落ちて足の怪我をしたり、卒業しても合宿所から退寮せず気がつくと隣のスキー部の合宿所に居候していたりと、当時の彼のエピソードが席上次々と披露されると、「ああ、そうだったな、その調子で体の異変にも気づかず天国に行ったのかな 」と残念な気持ちがこみ上げてくる。

それにしても、彼を偲ぶ会に参加した30名のリストを見ると、オリンピック選手こそいないもののインターハイ・国体・インカレなどの優勝者、上位入賞者が多数いる事にあらためて驚く。いずれも当時、その道ではちょっとならした有名人も、今はただのおじさんになって、私などと大して変わず普通の生活をしているのがちょっと不思議で面白い。

僅か4年だが、大学で運動をした経験は高校時代のそれと違って、とても思い出深い。全国から集まった選手と競技だけでなく一緒に生活したり、その友人の他校の有名選手と知り合いになったりすると、運動に対する視点が変わった気がしたものだ。私の様に練習について行くのが精一杯という駄馬も、レベルの高い人たちと日々接触するうち、彼らの競技に対する真摯な態度に啓発される一方、競技以外では皆と変わらない人間であるという共感で視野が広がったものだ。

その様な経験からすると、高校まで運動部にいた人は、下積みで良いから大学の体育会で4年間苦労しなさい、といつも思う。選手になれなくても高校まででは知らなかった、より高いレベルの世界に触れるという事は、何らか後の人生に影響を与えると信じるのである。

「偲ぶ会」の席上、現助監督からすでにAO入試などで決まった来年の新入部員が読み上げられた。インターハイや国体で優秀な成績を収めた選手が、来年もかなり入ってくる様だ。彼らと混ざって、私の様に一般の部員として入った普通の選手も、何かを得て卒業していけば元監督の供養になろうというものである。

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