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2010年11月13日 (土)

サンセットシップウォッチング

20101112
先日、船の科学館主催の”サンセットシップウォッチング・イン・東京港”ツアーに参加する機会を得た。これは、お台場の船の科学館前桟橋から水上バスに乗船し、豊洲や佃島を水上からぐるっとまわり、大井・青海のコンテナ埠頭に海上から近づいて、変わり行く東京のウオーター・フロントを観察すると云う船の科学館主催の企画である。当日は天気も良く、東京都公園協会が所有する観光船”こすもす”に200名あまりの参加者と共に乗船し、夕暮れが迫る東京港見学ツアーに出発したのだった。

このツアー、”こすもす”がもやいを放つと、船の科学館のタワーから出港を祝福する長声3発の汽笛と「ご安航を祈念する」U+W旗が掲げられ、本船も長声3発の汽笛で答礼するなどなかなか演出が凝っている。船内のスピーカーからは船の科学館の学芸員により、江戸時代から現在に至る東京港の発展や、出入港する各種の船舶の事など多岐に亘る説明が流れる。その解説はかなり専門的な事柄もあるのだが、分りやすく良く纏められていて、主催者の万端な準備と意気込みを感じさせる。

水上から東京という町を見ると、下町は江戸の昔から水辺を埋め立てて発展してきた場所だと、改めて認識する。至る所に建設された水門や倉庫を見ると、いまだに多くの川や堀が東京湾につながっている事が分るし、水運が江戸の物流の中心であった事が伺える。薄暮の空に聳え立つウオーターフロントの高層ビル郡やコンテナ荷役用のクレーンが間近に迫ると、東京の新たな息吹を感じるし、振り向けばスカイ・ツリーがその高さを増し、水辺の活性化がいよいよ期待できるのであった。

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