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2010年11月16日 (火)

レーシック

妻は小学校4年生でかなりの近眼になって以来、ずっと眼鏡かコンタクトの生活をしてきたそうである。なので身体の何処かのパーツをもし取り替えることが出来たなら、迷わず「目」だと言うほど不便を感じていたようだ。その妻がレーシックの手術を受けるという。なんでもレーザーで角膜を削ると近眼が治るというものらしい。近年比較的ポピュラーになり、技術が進んで料金も以前に比べれば安くなったとは言え、保険はきかないし信頼のおける眼科で治療するとなると結構なお値段だ。しかも妻の「角膜の上面をペロっとめくって…」という手術のサワリを聞くだけでも気分が悪くなる私にとっては、目の手術などを簡単に受けると決心する事は到底考えられない。先日、義理の母の白内障手術につきあった私は、病院の待合室で流れる患者のためのビデオも、横を向いて見て見ぬふりをしていたというものである。

今のままで先伸ばしできるものを、お金を払った上に痛い思いをし、しかも何でリスクを背負うのか、そもそも親からもらった身体に傷をつけるのはよろしくない、と私は反対であったが「目がいい人に目の悪い人の気持ちはわからない。朝コンタクトを割ってしまった時の絶望感なんて想像もつかないでしょ」と、二人の妹が相次いで同じ手術を受けたのを見て、妻も踏ん切りがついたようである。その日帰り手術が先日あり、術後迎えに行ったが、目の保護用グラスもなんだか痛々しく「全体的にボワっとしててあまり良く見えない」と言っている。「でも全然痛くなかったし、先生も明日の方が良く見えるようになると言っていたから大丈夫」とあっさりしたものである。

さて翌朝目覚めると妻は驚きの声をあげている。「遠くのビルがあんなに綺麗に見えている」「台所からテレビが見える」「化粧をする時に顔が見える」と普段見えないものが一日のうちで視界に入ってきて、カルチャーショックをおこしている様だ。5インチのポータブルテレビが39インチになった様なものだろうか、もともと目が良かった私には想像もつかない劇的な変化であろう。夜になると「風呂場が隅々まで見える、ってことは露天風呂でも、外の景色がくっきり見えるね」「こんなに見える状態だとそろそろコンタクトを外さなきゃ、って思うんだけど必要ないなんて凄い」とまだ感動が続いている。喜ぶ彼女を見るにつけ「勇気をもって踏み出せば新しい世界が広がるものだ」と実感したのであった。

写真は術後の保護用メガネ
20101116

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