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2010年11月30日 (火)

近江路

尾道に新幹線で出張した。「のぞみ」では列車の速度が速過ぎて、あまりゆっくり景色を眺められないが、それでも車窓からはあちこち紅葉が始まった山々が見え、毎度の事ながら日本の景色は美しいものだと感じる。ことに山陽新幹線に比べるとトンネルの少ない東海道新幹線は、進行する両側の窓から飛び込んでくる風景が変化に富んでいて、流れる景色に飽きる事がない。直射日光が差し込んでも、ブラインドを下ろさずに景色を眺めようというものだ。

そういう景色の中でも、特に有名なのが富士山と浜名湖付近なのだろうが、それ以外にも三河湾を遠くに臨む蒲郡付近も良いし、京都駅から遠くに見える古都の町並みも素敵である。大山崎を過ぎ阪急電車と併走すると大阪も近づき、正に唱歌の「廻り灯籠の画の様に変わる景色のおもしろさ、見とれてそれと知らぬ間に、早くも過ぎる幾十里 」という気持ちで、新幹線に乗ると今だにわくわくする。

私は下りの「のぞみ」で関が原を登り伊吹山の麓を駆け抜け、米原を過ぎ琵琶湖がちらと見えると、ああ関西文化圏に入ってきたといつも感じるのだが、その感慨が浮かぶ度に、そういえば近江路は高速で通過するだけで、ゆっくり訪れた事がないのを残念に思う。このあたりは歴史も古く、古代ヤマト王権はこの地が直接の領土であったし、飛鳥時代には近江大津宮、奈良時代には紫香楽宮や保良宮が置かれていたほどである。歴史をひも解くと滋賀は多くの戦乱の舞台となり、信長は安土に城を作った通りであるし、近江商人の活躍は名高く、近辺には訪れるべき名所も多い事だろう。

東京人からすると、京都や奈良に行ってみようと思うと、どうしても滋賀県はただ通過するだけのイメージが強くなるのだが、一度米原で下車して近江鉄道のローカル電車にコトコト揺られ、湖東に広がる集落や街を訪ねる各駅停車の旅をして見たいものだと、優雅な三上山の山容を車窓からめでつつ旅心を募らせるのだった。

<新幹線に沿って近江鉄道が走る湖東>
20101130

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