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2010年11月 9日 (火)

カーニバル・スプレンダー号の火災

メキシカンリビエラクルーズに就航中の”カーニバル・スプレンダー”(113,000トン)が、メキシコ西岸プンタ・サン・ジャシント沖でエンジンルームから火災を起こして、デッドシップ(航行不能)になり、タグなどで救出活動が行われているとUSA TODAYのウエブ版が大きく報じている。本船には乗客3229名と乗員1167名が乗船していたが、幸い怪我人もなく乗客はアッパーデッキに集合し、飲料水や食べ物も供給され最寄りの港に回航される手はずになっているという。

報道は11月8日(月)に発信されていて、本船は同日早朝ロス発のメキシカン・リビエラクルーズの最初の行程に火災を起こしたという。グーグルマップで調べてみると火災発生地点は本船の発航地ロングビーチからわずか135マイル南であるから、日曜日午後にメキシカンリビエラ・クルーズに出た本船は南航中の最初の夜に火事が起こったわけで、せっかくの浮き浮きとクルーズに出かけた多くの乗客は、最初の夜の寝鼻をたたきおこされた事になる様だ。

手許の資料でみると、”カーニバル・スプレンダー”はイタリアのフィンカンチェリ造船所で2008年に就航したばかりの新鋭船なのだが、こうしてみると新しいから安心という訳でもない様である。そういえば2007年暮れのグアム・サイパンクルーズの際、荒れる北太平洋の真ん中で我々が乗船した”飛鳥Ⅱ”も二度ほどエンジンがストップして数十分ほど漂泊した経験があった。その時は陸地からも遠く、船は揺れるままになっていたものの座礁の恐れはないので、怖さは感じなかったが、船舶の事故で怖いのは衝突の他、火災とエンジン停止(デッドシップ)である。火災の恐ろしさは想像がつくものの、エンジンが停止して船が波浪のままに漂泊し座礁する事は、最も危険な事象の一つである事は洞爺丸事件をみても良くわかる。

クルーズに参加すると初日のルーティンとして、乗客全員が強制参加させられ救難訓練が行われるが、これもクルーズのイベントなどと考えず、まじめに取り組まなければいけないものだと、”カーニバル・スプレンダー”の火災報道を見て感じさせられた。

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