運動会といえば
体育の日も近づき、ようやく朝晩は涼しくなって秋の訪れを実感する。秋の空といえば、運動会である。当時水泳があまり得意でなく、夏休み明けの校内水泳大会ではよく最下位になるなどして恥ずかしい思いをしたから、秋になって走る方で名誉挽回という気持ちがあったのだろう。子供の頃から走るのだけは速かったから、運動会が近づいてくると何だか嬉しくて、この季節は浮き浮きしていた事を思い出す。
という事で、運動会といえば徒競走、徒競走といえば”バン”と云う号砲と共に、スピーカーから流れる運動会独特の音楽である。最近は「ポニョ」だとか、「トトロ」の音楽など随分いろいろな曲が運動会で使われている様だが、我々の頃は「 クシコクス・ポスト 」に「 天国と地獄 」それに「 道化師のギャロップ 」など数曲が壊れたレコードの様に際限なく繰り返されていたものだ。これらのアップテンポな曲を何度も何度も聞いている内、アドレナリンとかドーパミンが脳内に拡散してきてハイな気分になり、運動会の一日を楽しく過ごしたなあと、とても懐かしい。
そういえば「 オクラホマ・ミキサー 」とか「 マイム・マイム 」が鳴っってフォークダンスの時間になると、”おくて”の私は女の子と手を握るのが恥ずかしくて、参加したいが照れくさく、なんとなく遠巻きにしてなかなか参加できなかったもんだ。道理で大人になって社交ダンスを少しかじりかけても、すぐ頭が真っ白になって、手足がばらばらになるのかと妙に納得する。
運動会となると、スペリオアパイプの鼓笛隊演奏を聞きながら、のり巻き・たこウインナー・卵焼などが詰め込まれた弁当を青空の下で食べたなあ、などと懐かしそうに言っていたら、小学生の姪の運動会に義妹が写真の弁当をこさえて招待してくれ、思いきり昔を思い出したのだった。
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