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2010年10月 1日 (金)

シルバー・シャドー

日本ではクルーズというと高価かつ高齢者のレジャーの様に思われているが、クルーズの先進国アメリカでは乗船者の年齢が40歳台だという。今年の初めに乗船したオーストラリアのクルーズでも若者たちのグループが多くて、平均年齢は40歳を切っていたのではなかろうか。それほど欧米ではクルーズが、一般的に普及しているバケーションであり、数千トンの小さな船やリバー・クルーズから20万トンを越える超大型船まで、値段的にも雰囲気も各種のジャンルがある。

こういうマーケットにあって、どうも日本船は高級料亭の様なガラパゴス的特異な進化を遂げており、特に一泊あたりの乗船料4万円~5万円以上という値段設定が、クルーズの普及を妨げているともいえよう。この値段なら、海外ではプレミアム船のスイート以上のキャビンに泊まれるというものである。そうした概念に悪乗りして、欧米の所謂”カジュアル”船と分類される大型船まで”豪華客船”という事で、一括りにしてわが国では宣伝されているのには、少々違和感を覚える。周囲を海で囲まれた海洋国家としては、憂うべき状況とも云えよう。

そんな中、昨日は東京の晴海埠頭に、本当の”豪華客船”シルバー・シャドーがやってきた。イタリア籍で全室スイート、船型を28000トンと小型に抑えているのは乗客400人にクルーが300人というフル・アテンドの為、アルコールやチップもすべて乗船料金に含まれるオール・インクルーシブのラグジュアリークラスのクルーズ船で、こういう船こそが”豪華客船”と云う名にふさわしい。それでも飛鳥などと比べればびっくりするほどの料金ではない処が、日本船のガラパゴス的存在のゆえんともいえようか。東京での短い滞在を終えて、レインボーブリッジをアンダーパスして出港するシルバー・シャドウのイルミネーションを見ていたら、いつの日にかこんなラグジュアリー船に乗船してみたいものだと思った。

<写真は東京港を出港するシルバー・シャド-のイルミネーション>
20100930

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