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2010年9月 6日 (月)

にわかスコッチファン

ウエステルダム号の英国周遊クルーズは、その名称を「Scottish Serenade (スコットランドのセレナーデ)」と言うだけあって、陸路や空路では行きづらいスコットランドの観光地をあちこち効率良く回ることが出来た。またアイルランド共和国のダブリンや、北アイルランドのベルファストも合わせて行けたのはクルーズならではの便利さである。そのスコットランドやアイルランドでは現地のガイドの話題にもウイスキーがしばしば登場して、やはりお酒が彼の地の特産品である事をあらためて認識する。

というわけで、すっかりウイスキーに興味を持った妻は、昨晩、外で夕食を終えた後「 ちゃんとしたバーに行って話に聞いてきたディスティラリーの銘柄を試飲してみたい 」と言う。耳に覚えたウィスキーの銘柄に我が国で再会したい、と思ったそうだ。で、ホテルのバーに行って、妻がまず注文したのは「タリスカー」。これは上陸中ずっと雨で水びたしのイメージが強いスカイ島に唯一ある蒸留所のものだそうである。あのような辺境の地からウイスキーが日本に運ばれ、こうして都心のバーで飲めるとはちょっと感慨深い。

私には「ほら、ベルファストからジャイアンツ・コーズウェイ(柱状節理の岩場)に行った時に通った小さな街があったでしょ、あそこのウイスキーを飲んだら」ということで「ブッシュミルズ」をロックで注文する。私達の会話を聞いていた若いバーテンダーは目を丸くして「僕たちのような職業の者としては、そんな蒸留所のある田舎町に行けるだけでも無茶苦茶うらやましいです!」ということで、彼はスコッチウィスキーの産地や成分についてコースターに描かれた地図で説明してくれたのだった。

お互いに一杯ずつウイスキーを飲んだものの、スコッチの余韻にまだ浸っていたい妻はもう一杯、「ボウモア」を注文した。ブッシュミルズの街からほど近い海岸から遥か彼方に「あそこはもうスコットランド」と説明された島で製造されたウイスキーで、正露丸の様な独特の味がするのだが、これはバーテン氏によるとこの島特有のピート香であると云う。妻の2杯目を半分分けてもらい、普段飲んだことがない変わった味を飲んで帰宅した私はすっかり良い気持ちになって、良く覚えていないが「またスコットランドに行くか」などと大言壮語して9時には轟沈して爆睡してしまったのであった。
20100905



私もやせたい 2010-09-06 20:48:17
地球の反対側のお近くにいたのに合えずに残念でした。でも楽しそうで良かったですね。この日本の炎暑から逃れられただけでも、値千金。また戻りたいよ~。

痩せたい。 2010-09-06 10:22:50
いいなー!

タリスカーもボウモアも大好き。あとはアイラ、ラガブーリン、ラフロイグも大好き。

そうか、アイルランドに行ってたんだ。いいなー!

インバネスと聞いて、「祖父はそういうのを着ていただろうなあ」と想像するぐらいしかしなかった。そうか、ウィスキーだー!!

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