タコス・バー
クルーズ船の船内は原則無料で食事を摂れるが、通勤もないのに三度もしっかり食べるのはちょっとヘビーである。そんな訳で船内では食事を朝・晩二回にして昼食を抜く事が多いが、デッキで運動をしたりイベントに参加したりすると、昼過ぎにちょっとお腹がすく日もある。小腹がすくというヤツである。そんな時つなぎの食事に何があるのか、と船内を探検するのは乗船後の楽しみの一つでもある。日本船では飛鳥のたこ焼なんてのがすぐ思い出すところだが、外国船での定番は大体ホットドッグとかハンバーガーであろう。プライド・オブ・アメリカ号ではポップ・コーンが24時間無料で食べられて、毎日夕方になるとポップコーンを部屋に持ち込んでは、ベランダでビールを飲んだものだった。
さてウエステルダム号では、タコスである。アメリカに駐在時代にメキシカン料理に嵌った私は、幾度もこのブログでアップした様に、”タコ・タイム”か”タコ・ベル”の日本でのフランチャイズ店をやってみたいほどであるが、残念ながらわが国ではタコスやブリトーはそんなにポピュラーではない。それがこの船内ではプールサイドにタコスバーが設置されているのを見つけて、乗船翌日の昼過ぎにさっそく試食しにやってきた。
このタコス・バーはハードタコシェルを持って、テーブルに並んだひき肉、チョップされた玉ねぎやトマトの野菜類、アボカドのサルサなどを自分の好みで挟むセルフサービス。お約束の一つサワー・クリームがないのが残念だが、その代わりにメキシカン・ライスの皿があるのは、オランダ風メキシカンのご愛嬌か? まあアメリカのメキシカンフードも本場のものとは違う様だし、料理は各地で変わるというのも旅の楽しみである。妻が大きなハンバーガーを持ってきたのを横目に、メキシカンライスも挟んだちょっと変わったタコスは味も美味しく、天気晴朗でクルーズの気分がいやが上にも盛り上がったのであった。
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