新聞休刊日
新聞休刊日である。私はこの新聞休刊日がくるたびにマスコミのインチキさを感じる。日頃あれだけ社会の談合がけしからんと糾弾するのに、自分たちの業界の事ではしれっとほとんどの新聞が一斉に休むのである。記者や新聞社に休みが必要だというなら、そもそも報道の世界などに入らなければ良いので、鉄道や飛行機などに休養日があるのかと云いたくなる。メディアの世界なら人や機械も交代で休みを取るなどして、新聞は24時間体制・休日なしが当たり前ではないだろうか。
新聞販売店や流通の問題で一斉休暇だと云うのも、まったく説得力に乏しい。メジャーな新聞社別に販売店など流通経路が分かれているのだから、全社が一斉に休む必要もないし、駅やコンビニでは幾らでもそれぞれが独自に販売できるはずである。どうやら新聞休刊日というのは、休刊に名を借りた談合による実質値上げで、本来的にメディアが忌避すべきものではないかと私は考えている。身内に甘い業界の体質ここに極まれりか。
アメリカに住んでいた時には、地元のメジャーな日刊紙を宅配で取っていたが、休刊日などは一切なかった。日本は全国紙が中心で、宅配をベースにしているから販売店の休養に全国一斉休刊が必要だと云うなら、正に供給者だけの理屈による談合をベースにした集団サボタージュといえよう。こんなインチキはいい加減にやめて、休みたければそれぞれのリスクで別々にお休みになったら如何か、さもなければ休刊日の分は値引きしなさいと言いたいところだ。
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