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2010年8月12日 (木)

世代ギャップ

古巣の会社の後輩である現役執行役員と、昨日は夕食を一緒に食べた。日ごろ温厚な彼だが昨日はビールやワインなど飲むうち、珍しく若手社員への憤懣をぶちまけ始めた。海運会社も、最近は業績が良いので私たちの時代と違って、かなり優秀な人材が集まって来るという。語学については帰国子女も多く能力が高いとの事で、英語で電話がかかってくると、トイレに逃げたりした我々の新入社員時代とは隔世の感がある。

「 しかし聞いてくださいよ、彼らは会議中もお互いテッドだとか、トムとかニックネームで呼び合うんですよ。ここは日本の会社だから、○○さん、○○君と呼びなさい と言う事から生活指導しなきゃならないんですよ 」と現役の執行役員はこぼす。そういえば私も時々彼ら若手の書いたメールが廻ってきて読む事があるのだが、英語としてはこなれていても、海運の商習慣における慣用句や法律用語が乏しく、これではビジネスの駆け引きにならないと驚く事がある。かつてはどんな会社にも先任伍長の様な怖い課長代理や掛長がいて、新入社員などは商業英語を徹底的に鍛えられたものだが、同じやり方を今の若手にしたら「パワハラだ!」と訴えられそうである。

「 中途入社で入ってくる人材も、驚くような立派な会社から入ってくるが、彼らは自分のキャリア育成が第一で営業は2年・企画が2年・その後は海外勤務などと人生設計を自分で作り、その設計通りに行かないと文句を言ってくるんですよ 」「 自分より英語が下手な者が、先に海外勤務になるのは許せない、などと本気で思ってるんですよ」「 会社はお前のキャリア養成の為にあるんじゃない、って説教しなきゃいけないんですかね~ 」と酔いも手伝い後輩役員は大いに嘆く。どうやら日本のサラリーマン社会が永年培ってきた、暗黙の様々な了解、例えば上司は理不尽なものでそれを堪えていくのも給料の一部などという規範が音を立てて壊れている様である。

「そんな質問には『馬鹿!』と答えておけ」という私の突っ込みに、「そうもいかないんですよ、彼らは直訴のメールコピーを社長などに直接送ってしまうんですよ」と言って「今日は愚痴ばかりこぼしてすみませんでした、つい先輩だと気を許してしまって」などとと詫びつつ、とぼとぼと彼は家路についたのだった。我々も若い時は先輩から見たら新人類と云われてぶっ飛んでいたのであろうが、いやはやIT時代の管理職は大変なカルチャーギャップに悩まされている様だ。

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