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2010年8月11日 (水)

土下座外交

やはり菅政権は日韓併合100年にあたり「痛切な反省」などと談話を発表した。かつて村山・小泉と同じ様な談話を2度も出しているのに、一体いつまで反省を繰り返さなければならないのか。さらに8月15日には首相をはじめ閣僚は靖国神社に参拝しない事にしたと云う。私はこれらの偽善的行為に反対し、こんな政府が我々の代表である事をとても悲しく思うのだが、この件については桜井よしこ氏はじめとする各界の論客たちが、理路整然と批難の嵐を浴びせるであろうから、私が駄文を書くまでもないであろう。

戦争に於ける善とか悪とか云う概念は相対的なもので、そんなものは戦勝国の都合で変わるものだから、今の視点で遠い過去を裁くなどという事は、神でもない限りできないと私は常々考える。A級戦犯が合祀されていようといまいと、私は近々靖国神社にお参りに行って政府の対応にささやかながら抗議したい。それと共に桜井氏らの(私からみたら)まともな批評家が書いた月刊誌などを、今度のクルーズ旅行の際はなるべく多く購入・持参する事で、微力ながら彼らの支援に役立てばと願っている。

大英博物館は、エジプトから奪ったロゼッタストーンなどを、どんなに抗議があろうと返さない。アヘン戦争で英国の植民地になった香港は、植民地として不平等な支配を永年うけたが、返還されるに当たってイギリスが謝罪したという事を私は寡聞にして知らないし、オランダやフランス然りであろう。こうしてみると日本の対中国や韓国への謝罪や反省の裏には、なにか卑しい下心が隠されているに違いないと私はいぶかるのである。ここで譲歩しても、次の一手を先方が繰り出して来るだろうから、日本は政権が変わるたびに謝罪を行い、賠償問題が蒸し返されるのであろう。

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