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2010年5月21日 (金)

夏の日に思う事

今日は東京も快晴でゴージャスデイという言葉を思い出す。夏の様な太陽の陽にあたっていると、こんな環境で暮らしている我々も、気温が上にも下にも摂氏20度も違えば、生きてはいけない事に思いがいたる。あれだけ栄えた恐竜が絶滅したのは、ユカタン半島に落ちた隕石により地球環境が変化した為だと云うが、現在の人類が生きていける気候は、とても幽玄な自然のバランスの上に成り立っている事に気づく。

抜けるよう青空をながめていると、こんな絶妙な環境をもった星が、この宇宙には他にもあるのだろうか、と想像がたくましくなる。天文学者のホーキンスによると、広い宇宙には我々の様な知的生物が生存する可能性ある星が、どこかにもあるそうだが、仮にそうだとしても人類と時間を共有する様な生物がいるのだろうか。宇宙の歴史を一年に例えると、人類の出現などは、大晦日の”行く年来る年”の放送のごく最後の一瞬の事だというが、宇宙的な時間の拡がりの中でこの点の様な時間を共に生き、かつコンタクト可能な範囲に知的物体がいるのだろうか?

近代物理学では光速より速くは移動できないとされているが、アインシュタイン的物理学を超え、時間や空間を超越する他の物理法則が支配する科学や自然があれば、時間・空間の隘路を突破して、地球に他の天体から宇宙人がやってくる事もありえるのかもしれない。ただ、もしそんな超物理的世界からの飛来者ならば、人間に直ちに好奇の目で見られようなUFOなどという物体で来るはずもなく、我々の認知しえない洗練された方法で人類に接触したり影響を及ぼすのではないだろうか。いやそれはすでに、自然の恵みや災害という形で我々の知らない間に、すぐそこに入りこんでいるのかもしれないし、宗教や文化という形をとって人々に影響を及ぼしているのかもしれない。

今日の青空を見ていると、そんな科学的空想が湧いてきて、中学生時代に良く読んだブルーバックスの科学の本を、また読みたくなってきたのだが、その前に夏空と云えば生ビールという事で、ビアガーデンの探求を始めて宇宙の探求どこではなくなった私であった。

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