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2010年5月10日 (月)

レジェンド・オブ・ザ・シーズに乗船して

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これまで日本のクルーズマケットは、日本船の独壇場であったのは周知の事。かつて西日本にはスター・クルーズが定期的に来航していたが、時宜をえず撤退、日本人が外国船に乗船するとなると、遠くフライ・アンド・クルーズか、外国船の世界一周などの区間乗船を利用するのが実情であった。そのため日本のクルーズは、飛鳥やにっぽん丸など日本船の日本人による、世界的に見て特殊かつきわめて高価なマーケットとなったのである。

ここにアメリカの大手の一角ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が本格進出してきた。同社はここ数年シンガポールや中国でクルーズ事業を展開してきたが、このゴールデンウイークを利用して横浜発着、上海・済州島・釜山を廻る8泊のクルーズを2本行い、それぞれ1,500人づつ、計3000人の日本人客を乗船させる事になった。飛鳥Ⅱをはるかに上回る大型船で、豪華なデザインのフネではあるが、船内は基本的に英語、キャビンもシャワーのみが大半、食事はアメリカ並み、すべて米国スタンダード船での日本市場殴りこみである。このクルーズ船が日本人にどう受け入れられるのか、今回の乗船がとても楽しみであると共に、私は船内の雰囲気がどうなのか興味津津であった。

といっても乗船してみると、国内の販売総代理店や各旅行社の添乗員などが船内各所に控え、船内で日本語で通そうと思えばナントカなる様だし、アナウンスやショウには日本語の解説も付いている事がわかった。食事もそれなりではあるがコメや味噌汁が出されており、相当な準備を船側もした事が判る。外国船にしばしば乗船する人からクルーズは初めてという人まで、さまざまな人達で賑わう船内は、おおむね楽しさに満ちていて、イベント会場などのノリは、日本船のなんとなくスマシタ雰囲気と、外国のファンシップの中間位の盛り上がりに感じる。食事などもこの料金ならこんなものと割り切って、むしろ外国船の雰囲気を楽しもうという乗客が多い様だ。

大半の乗客は、この船のクルーズを楽しんでいる様子だったが、残念な光景もいくつか見た。ある夕方、船内ビュフェで大声が聞こえるので思わず振り返ると、初老の男性が取材か何かで乗り組んだ日本人女性に「ばかやろう」と怒鳴っている。どんな理由があるのかは知らないが、理由の如何を問わず、人前で女性を「ばかやろう」と罵っているのをみると、同じ日本人としてこちらが恥ずかしくなってくる。その他スリッパでバーをうろつく男性、説明会の開始や下船予定時間が10分でも過ぎると「何やっているんだ」と係員に詰め寄る男女もいる。こういう事をするのは若い人達でなく、概ね思慮分別をわきまえているハズの初老の人達で、せっかくゆったりとクルーズを楽しんでいる他人を不愉快にさせる事に気がつかないのだろうか。

クルーズ大衆化時代に入るとこれも一つの現象かと悲しくなるが、若い人達の乗船で、もっともっと若く楽しい雰囲気が日本のクルーズ界にも横溢して欲しいものである。

Verbally abuse or offensive language directed toward anyone, including guests, crew members, governmental officials or others is not permitted.(船内の禁止事項のブッックレットより)

バルクキャリアー 2010-05-15 10:24:23
guy92さん

コメントありがとうございます。私は、概して若い世代の方が、老人よりマナーが良いと感じています。日本人のクルーズ船に乗船する平均年齢がアメリカ並に40歳台前半になれば、また新しい展開も期待できますね。


guy92 2010-05-14 21:38:00
ほんとうに、歳行って居心地いいクルーズであると同時に、若い人が乗れ
るクルーズであって欲しいですね。


バルクキャリアー 2010-05-11 23:59:46
ぽんぽこりんさん、

船上でお会いできるかもしれなかったのに、大変残念でした。いつかご一緒したいですね。飛行機のお話を沢山うかがいたいです。

RCIは初めてですが、私はとても居心地が良くて気にいりました。RCIには、この日本人向けクルーズを、この後も是非続けて欲しいと思います。 日本のクルーズ界、日本船のサービスや価格にも一石を投じる事間違いなしと確信しました。


ぽんぽこりん 2010-05-11 20:31:12
バルクキャリアーさん こんばんは

今回のクルーズには私も乗船予定でしたので、乗船された方からのコメントを
とても楽しみにしておりました。
クルーズのベテランでいらっしゃるバルクキャリアーさんのお話には、何度も
頷きながら読ませていただいておりました。
続報を楽しみにしております。

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