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2010年5月 6日 (木)

プチ・カルシャーショック

今日クルーズ船は午後2時に上海出港予定、午前中は上海の外灘(ブンド)に散歩に行ってみた。ブンドの川べりは見事に整備され、表通りである中山路に沿った旧租界の建物である銀行やホテルはすっかりきれいなブティックなどに変身している。一応この川沿いの再開発された道をぶらっと散策してもみたのだが、船の出帆までまだ時間もあるので、裏道を探索しようかという事になった。

中山路の大通りを渡って、何気ない町の一画に足を踏み入れると、そこはかつて魔宮とも云われた中国の町がそのまま残っている感じがするたたずまい。物干しから空中に突き出された竿には洗濯物がひらめき、コンクリートの古い長屋の奥は陽が届かず、なにやら上海バンスキングとか、男装の麗人・川島芳子とかが、今にも横丁から顔を出して来そうである。中国に初めて来た妻はおっかなびっくり、そんな古い町並をこわごわ覗き込んでいるのを横目にあちこち横丁を回って見た。

さて2時間ほど旧来の上海の町を散策して船に戻ると、妻はお尻の筋肉が痛いと唸っている。どうしたのかと聞いてみると、異様な町の様子と何より街中の交通が怖くてすっかり緊張して疲れてしまったのだと言う。緊張するとお尻の筋肉に力が入るというのは、私には良くわからない現象なのだが、どうやら信号を全く無視して交差点に突っ込んでくるクルマやバイクに即座に対処するために、左右どちらにも瞬時に動けるようにとお尻のあたりの筋肉に力を入れていたらしい。異文化交流には思わぬ副作用もあるものである。

妻は子供の頃ブラジルで過ごし、大概の事には動じないのだが、今回は耳では聞いていた異文化と実際の体験のギャップにひどく驚いて、思わずお尻の筋肉に影響を及ぼしたのは笑える。上海と言えば中国ではもっとも洗練された交通マナーの町であろう、こんな事で驚いては彼女の夢である原生地の奥地でパンダ抱っこ等はとうてい無理だね、とパンダなどに興味ない私はほっと笑ったのであった。

写真は信号のある交差点であらゆる方向に突っ込む自転車と乗用車
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